飛行機で新千歳空港に降り立ち、電車で新札幌駅まで行き、そこで一日乗車券を買って札幌の中心街まで行きました。事前に調べたら一日乗車券はバスでも使えるので、トータルで見たらこちらの方がお得だと分かったのです。ネットのお陰でこういう事がすぐに分かるようになりました。本当に便利ですね。
試合が始まるまで時間があったので、札幌市内を見て回りました。露店で売ってたとうもろこし、うめー。
札幌といえぱここ、市役所の隣にある時計台です。日本三大がっかりスポットの一つだなんて言われてますが、なるほど、高層ビルに囲まれた小さな時計台という光景は、あまり見てて愉快にはなれませんね。時計台そのものは風情があったけど。
北海道はまだ桜前線の中にあり、あちこちで桜が咲いていました。これは円山公園の桜です。
ひと通り見て回ったらちょうどいい時間になったので、試合会場に向かいました。
今回の対戦相手であるコンサドーレ札幌のホームスタジアムは札幌ドームなのですが、この日はプロ野球の交流戦(日ハムvs巨人)が行われており、札幌厚別公園競技場での開催になりました。ここは札幌サポにとってはドーム以上に思い入れがある競技場だそうで(JFL時代、ここでは21勝0敗という記録を出したそうです)、大勢の札幌サポがやって来ました。
対するヴェルデイサポは、私を含めても50人ぐらいかな? 少ないけど、その分みんな気合を込めて応援していました。
競技場の中です。うーん、陸上トラックがあると、やっぱり遠く感じます。
この競技場にはモニターは無く、旧式の電光掲示板のみです。雪が降るから精密な機械は外に出せないのかな?
試合前にコンサドーレ札幌のチアリーディングチーム、コンサドールズによるパフォーマンスが行われました。札幌のマスコット・ドーレくんも中心で踊っています。
札幌のサポーター達です。去年までJ1にいただけあって、さすがに多い。でもアウェイ選手の紹介時にまでチャットを歌うのは勘弁して下さい。ここ、只でさえ音響が悪くて聞き取りにくいのに……。
昨年度、J1に昇格したものの僅か3勝しか出来ず、ぶっちぎりの最下位で降格してしまった札幌。今シーズンは新監督の元で多くの若手を主力として編成し、再昇格を狙っています。
しかしやはりチーム作りに苦労しているのか、順位はヴェルデイより下です。同じ降格組ですが神戸やG大阪より一段劣る印象が強く、他チームからも脅威としては見られてません。いや、あの2チームが別格なんだろうけど。今節もきっちり勝ってるし。
チームはまだ完成されていませんが、若手が主体のチームは勢いに乗せると怖い。札幌は2連勝中で、しかも開催地は彼らの聖地である厚別。選手もサポも気合十分で挑んできました。
対する我らがヴェルデイですが、技術的にはこちらが上回っていましたが、要所要所での動きが鈍い。特に高原直泰などのベテラン勢は、明らかにいつもの動きじゃありませんでした。やっぱり疲れていたのでしょうね。向こうは一週間きっちり休んだのに対して、こちらは中三日、しかもアウェイでの連戦ですからねえ。
体力面でのハンデはあまりにも大きく、その上ピッチコンディションが札幌の選手でさえ手こずる程悪く、ボールが回らずヴェルデイの得意とするパス回しが上手くいきません。そうこうしている内に38分、札幌のSBからのパスが前線を走っていた岡本賢明に通ってしまい、ゴール前まで持ち込まれて先制されてしまいました。いくら佐藤優也でも、あれは止められないわ。ちなみに佐藤は昔、札幌に所属しており、試合後には札幌のファンと握手したりしてました。
このまま札幌に守り切られて終わるのかと不安になりましたが、後半から途中出場した常盤聡がやってくれました。60分、FKからヴェルデイの選手がヘッドで合わせ続けた後、ボレーシュートを札幌のゴールに突き刺す! 期待している時は決めないくせに期待していない時は決めてくれる、何とも評価に困るストライカーです(笑)。
その後はヴェルデイのペースで試合は進みましたが、やはり疲労が溜まっているのかあと一押しが足りず、札幌の攻撃を防ぐのが精一杯。試合は引き分けに終わりました。
ちなみにヴェルデイは、まだアウェイ戦で負けてません。と言っても群馬戦以外は全て引き分けですが。これはこれで凄い記録なのかも。
厳しい日程の中で勝ち点を積み上げられたのは、三浦監督の言うとおり前向きに捉えるべきでしょう。選手達は本当によく頑張ったと思います。
しかし上位陣は順当に勝ち点3を積み上げる中、引き分けばかりでは上には昇れません。それどころかいずれは下に追い抜かれるでしょう。
それは監督も選手も分かっている筈なので、次の徳島戦ではやってくれるでしょう。地獄のアウェイ三連戦もあと一つ、しっかり休んで体力を蓄えて、今度こそ勝とうぜ東京ヴェルディ!