新ウルトラマン列伝
今回はウルトラマンメビウス第41話「思い出の先生」を放映。本放映時に大感動したこの話を放映してくれた列伝スタッフに感謝。
南海の孤島にて、メビウス&80と円盤生物ロベルガー2世との死闘。80は他のウルトラマンと共演した事がほとんど無く(メビウスが放映されるまでは80が最後のTVシリーズだったので、当たり前とも言えますが)、これだけでも貴重な映像です。2人のウルトラマンと互角以上に戦ったロベルガー2世の強さも光ります。1対1ならメビウスに勝っていたかも。
ロベルガー2世との戦いは新聞で報じられ、かつて教師をしていた80こと矢的猛の教え子達の心を震わせる。そして80が語る過去の真実。ウルトラマン先生というユニークな設定でスタートしながら、それを活かし切れず路線変更する事になった当時の事情を、80自身の口から語らせました。これも一種のファンサービスなのかな? 路線変更を悔しがった当時のスタッフの苦悩を代弁してくれたとも考えられます。
80が働いていた桜ヶ丘中学校は隣町の中学と統廃合される事になりました。壊される校舎を忍び、矢的の教え子達は同窓会を開く事に。教師になった塚本、ファッションやスーパー、真一など懐かしい名前が飛び交います。さすがに放映当時に演じていた役者さん達ではありませんが、原作を最大限に尊重したスタッフの心遣いが伝わり、感心させられます。
同窓会の最中に現れた硫酸怪獣ホー。マイナスエネルギーの結晶であり、かつて真一が失恋のショックで出現させた怪獣です。生徒の誰かの心が出現させたのかと思いきや、まさか校舎がマイナスエネルギーを出していたとは。かつてのホーは塚本が改心しても暴れ続けた凶暴な怪獣でしたが、今回のホーは80に自ら倒される事を望んいでいたかのような最後でした。物から生まれた怪獣の方が大人しいというのは、なかなか皮肉だったり。
矢的猛を演じた長谷川初範さん、声だけの出演かと思ったら最後の最後で本人登場。そして懐かしい生徒達との再会。これは出ずっぱりにするよりも効果的で、感動させるラストシーンでした。この話をウルトラマン80の真の最終回と言うファンも多いけど、それも当然でしょう。単に昔のウルトラマンを出演させるだけではない、80本編へのリスペクトを強く感じさせる素晴らしい話でした。
暁のヨナ
逃避行の中で三年前の事を思い出すハク。風の部族の跡取りであるハクですが貴族暮らしが嫌いで、イル王の弱気な態度にイライラしていた。そりゃあ武人から見たら臆病すぎる王だもんなあ。ハクはこの頃からヨナのスウォンへの片思いを知っていたんですね。王宮に来たくなかったのは、親しくする2人の姿を見たくなかったからかも。無意識に、ですけど。
火の部族の子息テジュンに言い寄られて困っているヨナは、不貞腐れているハクに助けを求める。ヨナと係る事を避けていたハクでしたが、結局ヨナを助けてしまう。テジュンを誤魔化す為とはいえヨナの恋人だと言ったのは、ハクの心の中にヨナへの好意があるからでしょう。イル王も決して臆病な王ではなく、大切な人を守る為なら自分が傷付いても構わない覚悟を見せてくれた。そういう所をみんなに見せていたら、殺されなかったかも。心の強さを理解してもらえなかったイル王でしたが、彼の思いはハクが理解して受け継いでいる。彼は死ぬまでヨナを守るでしょう。
ヨナとハクとスウォン、幼き頃の思い出。この頃の3人は本当に仲が良かったんだなあ。いくら友人とはいえ一国のお姫様に雪玉をぶつけまくるとは、子供とはいえハク、恐ろしい奴(笑)。ずっと3人でいたいと願っていたスウォンがこの関係を壊してしまうとは、運命とは皮肉すぎる。
ハクの育ての親であるムンドク将軍、ハクにおじいちゃんと呼ばれたがったり、叱られてスゴスゴ引き下がったりと面白いおっさんですな。ハクとは血の繋がりが無くても、いい親子関係です。スウォンの父も見舞いに来てくれたし、イル王も自分で粥を作ったりと3人共いい親を持っています。しかしこの内、既に2人は……。過ぎ去った時は誰にも戻せない。それでも哀れとしか言えません。
現実を直視できないヨナは弱まる一方。そんなヨナの為に、ヨナが生きる為の道具に徹するハク。スウォンへの思いを捨て切れないヨナを、それでもハクは守り続ける。一途すぎるよ、ハク。そしてスウォンも動き出す。3人の思いはもう二度と交わる事は無いのか?
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今回はウルトラマンメビウス第41話「思い出の先生」を放映。本放映時に大感動したこの話を放映してくれた列伝スタッフに感謝。
南海の孤島にて、メビウス&80と円盤生物ロベルガー2世との死闘。80は他のウルトラマンと共演した事がほとんど無く(メビウスが放映されるまでは80が最後のTVシリーズだったので、当たり前とも言えますが)、これだけでも貴重な映像です。2人のウルトラマンと互角以上に戦ったロベルガー2世の強さも光ります。1対1ならメビウスに勝っていたかも。
ロベルガー2世との戦いは新聞で報じられ、かつて教師をしていた80こと矢的猛の教え子達の心を震わせる。そして80が語る過去の真実。ウルトラマン先生というユニークな設定でスタートしながら、それを活かし切れず路線変更する事になった当時の事情を、80自身の口から語らせました。これも一種のファンサービスなのかな? 路線変更を悔しがった当時のスタッフの苦悩を代弁してくれたとも考えられます。
80が働いていた桜ヶ丘中学校は隣町の中学と統廃合される事になりました。壊される校舎を忍び、矢的の教え子達は同窓会を開く事に。教師になった塚本、ファッションやスーパー、真一など懐かしい名前が飛び交います。さすがに放映当時に演じていた役者さん達ではありませんが、原作を最大限に尊重したスタッフの心遣いが伝わり、感心させられます。
同窓会の最中に現れた硫酸怪獣ホー。マイナスエネルギーの結晶であり、かつて真一が失恋のショックで出現させた怪獣です。生徒の誰かの心が出現させたのかと思いきや、まさか校舎がマイナスエネルギーを出していたとは。かつてのホーは塚本が改心しても暴れ続けた凶暴な怪獣でしたが、今回のホーは80に自ら倒される事を望んいでいたかのような最後でした。物から生まれた怪獣の方が大人しいというのは、なかなか皮肉だったり。
矢的猛を演じた長谷川初範さん、声だけの出演かと思ったら最後の最後で本人登場。そして懐かしい生徒達との再会。これは出ずっぱりにするよりも効果的で、感動させるラストシーンでした。この話をウルトラマン80の真の最終回と言うファンも多いけど、それも当然でしょう。単に昔のウルトラマンを出演させるだけではない、80本編へのリスペクトを強く感じさせる素晴らしい話でした。
暁のヨナ
逃避行の中で三年前の事を思い出すハク。風の部族の跡取りであるハクですが貴族暮らしが嫌いで、イル王の弱気な態度にイライラしていた。そりゃあ武人から見たら臆病すぎる王だもんなあ。ハクはこの頃からヨナのスウォンへの片思いを知っていたんですね。王宮に来たくなかったのは、親しくする2人の姿を見たくなかったからかも。無意識に、ですけど。
火の部族の子息テジュンに言い寄られて困っているヨナは、不貞腐れているハクに助けを求める。ヨナと係る事を避けていたハクでしたが、結局ヨナを助けてしまう。テジュンを誤魔化す為とはいえヨナの恋人だと言ったのは、ハクの心の中にヨナへの好意があるからでしょう。イル王も決して臆病な王ではなく、大切な人を守る為なら自分が傷付いても構わない覚悟を見せてくれた。そういう所をみんなに見せていたら、殺されなかったかも。心の強さを理解してもらえなかったイル王でしたが、彼の思いはハクが理解して受け継いでいる。彼は死ぬまでヨナを守るでしょう。
ヨナとハクとスウォン、幼き頃の思い出。この頃の3人は本当に仲が良かったんだなあ。いくら友人とはいえ一国のお姫様に雪玉をぶつけまくるとは、子供とはいえハク、恐ろしい奴(笑)。ずっと3人でいたいと願っていたスウォンがこの関係を壊してしまうとは、運命とは皮肉すぎる。
ハクの育ての親であるムンドク将軍、ハクにおじいちゃんと呼ばれたがったり、叱られてスゴスゴ引き下がったりと面白いおっさんですな。ハクとは血の繋がりが無くても、いい親子関係です。スウォンの父も見舞いに来てくれたし、イル王も自分で粥を作ったりと3人共いい親を持っています。しかしこの内、既に2人は……。過ぎ去った時は誰にも戻せない。それでも哀れとしか言えません。
現実を直視できないヨナは弱まる一方。そんなヨナの為に、ヨナが生きる為の道具に徹するハク。スウォンへの思いを捨て切れないヨナを、それでもハクは守り続ける。一途すぎるよ、ハク。そしてスウォンも動き出す。3人の思いはもう二度と交わる事は無いのか?

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