10月20日のアニメ感想

弱虫ペダル GRANDE ROAD
　遂に御堂筋の過去が明かされました。お母さん、原作でも美人だと思ったけどアニメで更に美しくなりましたねえ。入院している母親に会う為に20kmの長距離を走っていた御堂筋。子供の頃から顔は怖いし、目付きも今よりはマシだけど怖いけど、母親への愛情は本物です。今ももし母親が生きていたらどうなっていたんだろう。
　意外にも自転車以外のスポーツはまったくダメだった御堂筋。誰にも認めてもらえなくても、御堂筋は走り続けた。速くなる、その為なら全てを切り捨てる。御堂筋の異常なまでのストイックさは、この頃から形成されていたのですね。三つ子の魂百までとはよく言ったものです。
　御堂筋が初めてレースで優勝し、母親も一時退院が認められた直後、容態が急変して親子は永遠の別れを迎えた。神様も酷な事をしますねえ……。そして御堂筋は変わった。もっと前へ、限界の更に先へ、手足がバラバラになっても走り続ける。それが母の願いだから。嘘とはいえ母親の死に動揺した今泉なんて、本当に母親が死んでいる御堂筋から見たら甘ちゃんもいいところです。嘘を付くのはダメだけど。
　亡き母への誓いを胸に、御堂筋は走る。ゴールまで残り300m、3人のエースによる最終スプリント勝負。残り250mまでトップに立ち、勝利を確信した御堂筋。しかしここまでの激闘で、さすがの御堂筋も足を使い切ってしまった。猛追する金城と福富、足が千切れても構わないとばかりに走る御堂筋。2日目のラストを飾るに相応しい激走でした。
　しかし最後の最後で御堂筋は負けました。母が褒めた美しい歯にヒビが入り、御堂筋の手の中にあった勝利の決勝は別の者の手に移りました。悲しい過去話をみせて御堂筋を応援したくなった直後にこの展開、原作者の渡辺先生はもちろん徹底的に盛り上げたアニメスタッフも、御堂筋ばりに酷いや（苦笑）。


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