仮面ライダードライブ
チェイスは霧子を撃ちませんでした。人間は殺す価値も無いから撃たないそうですが、ドライブに変身した進ノ介とは戦っているんだからちょっと苦しい言い訳ですね。仮面ライダーに対する敵意が強くなっていたり、霧子の幻覚を見たりするなどチェイスの心境に変化が現れ出しました。やはりチェイスが噂の2号ライダーになるのか、それとも……。
仮面ライダーをスクープしようとしている高杉ですが、彼の目的は久坂を止める事でした。久坂がロイミュードと手を組んでまでスクープ写真を求めるようになったのは、記事を握り潰された時に高杉が諦め、久坂を見放すような態度を取ってしまったから。久坂は真実を求める自分が裏切られたと思っちゃったんでしょうね。そんな彼がスクーパーロイミュードに裏切られた結末は皮肉としか言えません。人を裏切った者は、いずれ誰かに裏切られるのです。
今回の話は高杉と久坂、そして進ノ介と霧子のバディ関係を対比させています。些細な事で関係がおかしくなったのは両者同じですが、進ノ介は霧子の考えを見抜いて理解してあげた。ベルトさんのフォローもあったとはいえ、気付いてあげた進ノ介はナイス。女心は男性にとっては永遠の未知の領域。踏み込むだけでも勇気が必要ですが、ギアが切り替わった進ノ介は怯まなかった。この2人の関係の進展も楽しみです。
新武器ドア銃が登場。ハンドル剣といい、進ノ介のネーミングセンスの無さにはベルトさんも困っていますよ。いや、本当に困っているのはスポンサーかも（笑）。でもこの商品名で押し通しちゃったんですよね。こういう大胆な発想をするからこそ、平成ライダーシリーズは長く続いているのでしょう。マンネリを防ぐにはチャレンジ精神を持ち続ける事。それを忘れてはいけません。
魔進チェイサーとの戦いでも、スクーパーロイミュードとの決戦でもドア銃が大活躍しました。半ドアだと撃てなくなるって、りんねさんの妙な作り込みには技術者としての拘りを感じました。マッドな域スレスレだけど。しかし新しい武器を使っても、魔進チェイサーの武器とは互角なのか。ドライブとチェイサーの決着がつくのは当分先かも。ライバル同士の戦いは見てて楽しいので大歓迎です。
グリザイアの果実
蒔菜の妹が負傷した事によって、入巣家でお家騒動が発生。しかも抜群の記憶力を持つ蒔菜は父親が持っていた入巣家の汚職の証拠書類の内容を記憶しており、入巣家にとっては邪魔すぎる存在になってしまった。なるほどねえ。とはいえ、それでも実の母親が娘を殺そうとするなんて、異常すぎるとしか言えません。父親が娘を助けに行ったのに愛人とイチャついていたり、蒔菜の臓器を妹に提供させようとする等、人間としても母親としても失格な女性。ゲームが原作とはいえ、最近のアニメでここまで屑な母親が出るのは珍しいかと。
誘拐された時、父親の死体が腐るまで、同じ部屋に閉じ込められていた蒔菜。彼女にとって父親とは自分を守ってくれる存在であると同時に、自分を裏切った嘘付きでもあった。しかし雄二は嘘を付かず、蒔菜を守り通した。やると決めたらとことんまでやる男、雄二の頼もしさは半端じゃないです。組織は彼を敵に回した時点で蒔菜暗殺を諦めるべきでした。雄二が蒔菜の母を殺さなかったら、組織を潰すまで戦っていたかも。その時はJBも味方してくれるだろうし。
巨大な組織を相手に蒔菜を連れて逃げ回る雄二。しかし逃げるだけでなく、罠を仕掛けて組織の工作員を次々と倒していく。そんな雄二の唯一のミスは、蒔菜の林檎の木への思いを読み誤った事。あの樹は蒔菜にとって友情と希望の象徴、諦められる筈ありません。それを読めなかったのは、雄二がまだそういう感情を完全には理解していないからか。ここで蒔菜が死んでいたら、雄二は止まらなかったでしょうね。入巣家を完全に潰すまで戦い続けたでしょう。クールな男が怒ると怖い。
ともあれ入巣家の問題は解決し、雄二と蒔菜は再び学園に戻りました。由美子の父親の件といい、日本の経済界は雄二にかなり振り回されているなあ。しかし今回の話はラブコメものとは思えないくらいハードでシリアス、かつアクションシーンが多い話でした。なるほど、原作で人気が高い話というのも頷けます。こういう話、18禁ゲームをプレイする人は大好きですからね。これで残るヒロインは天音のみ。雄二に一目惚れしたと言う彼女の話では、いよいよ恋愛ネタが解禁される?
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11月30日のアニメ感想
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