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12月6日のアニメ感想

ソードアート・オンラインII
 ユウキだけでなく、スリーピングナイツの面々からも拒絶されるようになったアスナ。「真実を知らない方がいい」というのが彼らの言い分ですが、ここまで必死に隠されたらむしろ興味が湧いてしまい、何が何でも知りたくなるんですよ。人間って基本的に好奇心の塊だし、親しくなりかけていた人達に隠し事をされたら尚更です。この辺の読みの甘さは、ユウキ達の正体を知ったら納得できますね。世間知らずというか、知る機会が無かったからだと。
 謎に満ちたユウキの正体が判明しましたが、おおう、これはかなりヘビーな……。私はユウキはアスナの妹だと思っていたんですよ。あの母親が結婚後、本当に愛していた男性との間に作った子で、家の事情で旦那とは離婚できず、隠し子として育てていたと。ユウキって名前はアスナの苗字と同じだし、アスナの事を「お姉ちゃん」と呼んだり、OPで2人の子供が走ってユウキになるシーンとかでそう考えてしまいました。まんまと騙されましたよ。いや、深読みし過ぎたと言うべきか。どちらにしてもちょっと悔しい。
 半端な推理マニアな私の悔しさは放っておいて、ユウキの事情は予想以上にハードなものでした。作者は薬害エイズ事件を意識して書いたそうで、現実でもユウキのように苦しんでいる人達がいる事を忘れてはいけません。それにこれって完全に人災なんですよね。薬害エイズ事件の詳しい顛末はWikipedia等で調べたり、小林よしのり先生の「ゴーマニズム宣言」を読んでください。この頃の小林先生は尊敬に値する人でしたが、今では……と、脱線してしまいましたね。この話題はここまで。
 バーチャルリアリティとはいえ、現実と同じ感覚で体を自由に動かせ、ファンタジーのような夢の世界で遊び回れる。確かにまともに動く事さえ出来ない末期患者の人達にとって、これ以上の治療(肉体の治療ではなく、心の治療という意味で)は無いでしょうね。まだまだ実用化するまでには問題が多いみたいだけど、だからこそユウキは実験に志願したのでしょう。残り少ない自分の命と体を、未来の患者達の幸せの為に使っているユウキは尊敬に値する人物です。久しぶりにアニメで泣きそうになりましたよ。
 スリーピングナイツの他の面々やユウキの姉が亡くなったように、残念ながらユウキの命を救う事は出来ない。しかし「学校に行きたい」という彼女の最後の夢は叶える事が出来る。どうやって、と考えるまでも無いんですけどね。今回のキリトとユイのやり取りや、EDの絵でネタバレしているし。まあここまで来たら謎解きなんてどーでもいいんですよ。ユウキの夢が叶うその時を待って、一緒に楽しんで、そして泣きましょう。

Fate/stay night [Unlimited Blade Works]
 勝つ為なら手段を選ばないアーチャーと、騎士道を重んじるセイバー。当然ながら2人の相性は最悪で、互いのマスターが手を組んでなければすぐにでも戦いを始める勢いです。まあアーチャーはセイバーが相手では本気を出して戦えないんですけどね。アーチャーにとってセイバーは、マスターである凛に匹敵するぐらい特別な存在ですから。
 教会に逃げ込んだ慎二は、彼を庇って散ったライダーの悪口を言いまくり。こんな奴を助ける為に負けたライダーは哀れとしか言えません。このルートのライダーはとことん報われないなあ……。慎二の諦めの悪さを気に入った言峰は、彼に新しいサーヴァントを与える。このエセ神父、いよいよ本格的に動き出しましたね。そしてあのサーヴァントも。暇していた時間が長かった分、存分に暴れてくれるでしょう。でも1期の放映期間は残り少ないので、あいつの活躍は2期までお預けかな?
 柳洞寺に巣食うキャスターのマスターは一成ではないかと疑う凛。それに反論すべく士郎が考えたマスターの見分け方は……うん、ヤバい。他の男子ならともかく、一成にその方法はヤバい。本人も割と受け入れちゃってるし。さすが寺生まれ、そっち方面には興味津々ですか(こらこら)。でも士郎にその気は全く無いのです、残念。それどころか彼の家はハーレム一歩手前な状態ですから。もちろんタイガーは除いて(笑)。
 今回は戦闘シーンは無かったけど、ヒロイン達とのフラグはしっかり積み上げています。士郎の隣の部屋で寝たり、彼の過去に興味を抱いたりするセイバー。そして共闘しつつ士郎との信頼関係を深めていく凛。どっちも魅力的な女の子で、朴念仁な士郎がドギマギするのも当然です。特に凛は自分と桜の関係を含めた質問をするなど、かなり士郎に惹かれているのが分かります。ああ、もう、ニヤニヤさせてくれるなあ。戦いの合間の青春劇って、かなり好きです。

クロスアンジュ 天使と竜の輪舞
 モモカが基地に来た事も、皇国が滅びたというモモカからの情報も、アンジュを確実に殺そうと企んだジュリオの策略でしたか。アンジュの父である皇帝はジュリオに殺されており、ジュリオは改めて自分が神聖皇帝になった事を宣言する。勝ち誇っていますねえ。実の両親を死なせ、妹を地獄に落とすというのは私達から見れば完全な悪行だけど、アンジュはノーマだから問題無し。むしろ賞賛されている。うーむ、いい具合に腹が立つなあ。ジュリオもなかなかの悪役です。最後に小物っぷりを見せてくれたところも含めて(笑)。
 かつての友に、肉親に、自分を慕っていた国民に裏切られて、アンジュは処刑台に登らされる。昔のアンジュもこんな感じだったんだよなあ。普通の女の子なら心が折れる展開だけど、逞しくなったアンジュはむしろ強気になる。自分を殺そうとする国民を豚と呼び、母との思い出の歌を歌い、助けに来たタスクを気絶させて(笑)、自分をノーマと見下した連中を逆に見下して堂々と逃走。いやあ、スカッとしました。
 しかしタスクはカッコいいようでカッコ悪いですねえ。だからこそ強気なアンジュとは相性が良いんだけど。モモカじゃないけど、この2人の関係の進展は楽しみ。
 脱走の罪により、アンジュとヒルダは一週間の反省房生活。脱走した事でサリア達からの信頼は失ったけど(こっちの掌返しはアンジュ達にも否があるので、サリア達にはムカつきませんでした。このギリギリのバランス、悪くありません)、自分と同じような境遇であるヒルダとは少しだけ心が通じ合ったようです。割と似た者同士なんですよね、この2人。ムカつく世界はぶっ壊す、実にこの2人らしい考え方です。そしてまたも歌うアンジュ。某シンフォギアを思い出しました。今回はキャラソンのプッシュ回かな? いずれアンジュ以外のキャラも歌うかも。
 アンジュの建てた計画は、ジルが考えているリベルタスという計画と一致していそうですね。ジルの事だからもっと細心かつ緻密な計画なんだろうけど、大まかな感じはアンジュの計画と同じかも。ミスルギ国民のあそこまでクズっぷりを見せられると、ノーマ達を応援したくなりますね。タスクの正体も少しだけ分かったし、世界を変えるクーデターを起こす時は近い? その時はアンジュもヒルダもノリノリで大暴れしそう。それまでヒルダが生きていられたらの話ですが。予告で死亡フラグ立てちゃった事をネタにしているから、大丈夫だとは思うんだけど。

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