2月5日のアニメ感想

冴えない彼女の育てかた
　超売れっ子ラノベ作家である詩羽。新作のプロットに煮詰まっているにも関わらずインタビューに応じたのは、インタビュアーが倫也だったから。でも直接顔を合わせると毒づいてしまう。ツンデレではありませんが、彼女も英梨々と同じように自分の気持ちに素直になれないタイプのヒロインですね。龍と虎が睨み合っている内に、トンビに油揚げをかっさらわれそうな気がするんですけど。
　今でこそ売れっ子になった詩羽ですが、最初の頃は全く期待されておらず、本が出ても出足は鈍かった。そこから大ヒットしたのは倫也がブログで薦めまくったから。一個人の、しかもプロの評論家などではない一般人の評価でここまで人気に火が点くというのは、ネットが発達した現代ならではか。まあ作品そのものも面白かったからなんだろうけど。しかし不器用な恋愛をしている詩羽がラブコメをヒットさせるとはねえ。自分の願望を作品にしたのかな?
　恐らく最初からそのつもりだった詩羽と、こちらも最初からやるつもりだったのに素直になれなかった英梨々がサークルに加わり、いよいよゲーム制作開始。今はまだ春、冬コミでの頒布を目指していますが、時間はあるようで無い。ゲームは本を作るよりも遥かに時間が掛かりますからね。ギリギリまで頑張るけど間に合わず落としそうな予感。あと、この手の作品では別名で誤魔化されるコミケの事を「コミックマーケット」とはっきり口にしましたね。コミケ側から許可を貰ったのかな?
　ゲーム作りにはお金がかかる。詩羽も英梨々もお金を持っているけど、2人に頼らず自分で稼ごうとする倫也は立派だと思います。しかし恵の親戚づきあいにまで口を挟むのはダメでしょ。ヒロインにプレイヤー以外の恋人を作ってほしくない気持ちは分かりますけどね。それで大炎上したゲームもあるし。しかしその干渉のせいで恵とデートする事に。まさか恵、最初からこれを狙ったのか?　いや、さすがにそれはないだろうけど詩羽と英梨々が知ったら修羅場は必至。それでも倫也とデートしようというのか、恵は。その度胸、立派なメインヒロイン級です。


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