探偵歌劇ミルキィホームズTD
懐かしいウィジャ盤のお告げに従って、次なるエレメントを求めてカジノ島にやって来たミルキィホームズ。茉莉音も視聴者も半信半疑いやほぼ間違いなくハズレだろうなあと思っていたのですが、本当にエレメント・デクレッシェンドがいました。凄いなウィジャ盤。遊戯王ではまったく役に立たないカードなのに。DEATHの文字を揃えて勝った人なんているのかな?
ガノターラの王子様を始め、今まで出て来たキャラ達も集まった中、美樹ちゃんがBKT10000のセンターになった事が発表されました。なぜカジノで発表?という疑問はチップ一枚の価値も無いので無視しましょう。美樹の成功を羨む茉莉音。いくら友人でも、自分が歌えない状態でガンガン先を行かれたら不安と嫉妬に苛まれますよね。それでも、ちゃんと反省する茉莉音はいい子です。シャロだったら……嫉妬なんてしないな。そこまで思い詰める程、賢くはないし。馬鹿でもないけど。
ルーレットで負けて希望の船で強制労働させられそうになったミルキィホームズを救う為、そしてデクレッシェンドの身を賭けて黒のディーラー・ノワールとのギャンブル対決。策を弄したノワールでしたが、茉莉音の強運と決断力の前に敗北。ギャンブラーに一番必要な勝負度胸というものを、茉莉音は持っていますね。歌手よりこっちの道に進んだ方がいいのでは(こらこら)。
これにて一件落着、とはならず事態は急展開。茉莉音を連れ去ったカジノのオーナー・スカーレットの目的とは? どう見てもロボっぽい謎の少女アンの正体は? ミルキィホームズらしからぬシリアスな引きで終わりましたが、次回予告からはとんでもないカオス臭が漂っています。うむ、これぞミルキィホームズ。クライマックスに突入したみたいだけど、まだまだ楽しませてくれそう。
クロスアンジュ 天使と竜の輪舞
出だしからエンブリヲに尻を叩かれているサリアを見せるという、ハイレベルな展開を予想させた今回。その期待通りの神回にしてカオス回でした。恐ろしい。何が恐ろしいって、このカオスな展開を受け入れてしまっている自分が恐ろしい。半年かけてこの作品に飼い慣らされてしまったのか、くっ、何という屈辱(笑)。
賢いというか自分に従う女性を自分の元に集め、彼女達とともに新世界を創る。それがエンブリヲの目的でした。神を気取りつつ男の夢というか本能全開なエンブリヲ、初期の頃よりも笑えるキャラになってきました。そんなエンブリヲの本性を知ったサリアとエリシャは正反対の行動を取る。子供達の為に寝返ったエリシャは子供達が復活させてもらえなかったらエンブリヲの元で戦う理由は無く、エンブリヲに縋っているサリアは彼から離れずアンジュへの殺意を高めるしかない。賢くはないけど強い女性達です。
世界の破壊と再生を始めたエンブリヲは、自分に従ってきた各国の代表達もあっさり見捨てる。アンジュに対してもそうでしたが、エンブリヲにとって人間とは自分を楽しませる為の道具、オモチャでしかない。そんな悪魔を崇めてきた人類が愚かだった、というにはエンブリヲの力は強大だった。そしてマナが使えなくなった人類は絶望の底へ叩き落とされる。それでもこの期に及んでも女帝を名乗るシルヴィアは逞しいなあ。さすがはアンジュの妹と褒めるべきなんだろうか?
ノーマとドラゴンの同盟が成立し、決戦の準備は整いましたが、大切な人を2人も失ったアンジュは戦うどころか生きる気力さえ無くしていた。タスクの最後の言葉が無かったら、銃の引き金を引いていただろうなあ。絶望のどん底に落ちながらも、タスクとモモカの願いを胸にしたアンジュが立ち直る展開になるんだろうなあ、と思ったのですが……。
いや、嬉しいんですよ。タスクもモモカもお気に入りのキャラだし、タスクとアンジュが結ばれたのは純粋に良かったと思う。でも、どうして2人とも生きてるの? エンブリヲの悪辣な罠だと疑ったけど、そうでもない様子。フライパンと忍法のおかげって、信じられるか!と叫びたくなりましたが、この作品ならこういう超展開もありだと思えるのが恐ろしい。閉じ込められていたアウラが蘇生させてくれたとか、そんな無茶な理由でも納得させられそう。そんな馬鹿になった自分を笑って、最後までこの作品を楽しみます。
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