新ウルトラマン列伝
いよいよ今週の土曜日から映画が公開されます。そしてウルトラ10勇士シリーズも今回がラスト。最後を飾るのはウルトラセブンの息子にしてウルティメイトフォースゼロの若きリーダー、ウルトラマンゼロです。
ゼロのエピソードは映画「ウルトラマンサーガ」から抜粋。この話ではゼロと地球人の共闘が描かれており、UPGと共に戦ったギンガを思い出させる構成になっています。
ダイナさえ敗れたハイパーゼットンの復活。しかしゼロとコスモスが新たな希望となり、巨大なハイパーゼットン・コクーンに立ち向かう。そして絶望していたタケル少年とアンナも勇気を振り絞り、ダイナを復活させてくれた。人間はウルトラマンに助けられるだけの弱い存在ではない。ギンガの言うとおり、ウルトラマンと一緒に戦う仲間なのです。
ギンガは巨大ヤプールとの戦いで披露したゴウキの意地に、人間の本当の強さを見たそうです。確かにあの時ゴウキがヤプールに操られるままだったら、悲劇的な展開になっていましたからね。人間を操ってきたヤプールが人間の意地に敗れたあの展開は、なかなか爽快でした。
ハイパーゼットン・イマーゴvsウルトラマンサーガの激闘は、何度見ても見応えがあります。こちらもバット星人が人間を甘く見た結果、してやられるという展開がお見事。まさか落とし穴が切り札になるなんて、誰も思わないだろうけど（笑）。
暁のヨナ
花火を打ち上げたものの敵兵に殺されかけたヨナでしたが、ジェハとシンアに救われました。自分には力が無い事を嘆くユンですが、そんな事はありません。今回は大活躍だったし、そもそも君がいないとヨナ達は阿波に着く前に野垂れ死にしてますよ。戦うばかりが男のやるべき事ではありません。もっと自信を持ってもいいんだぞ、将来の大臣候補。
数で劣る海賊側は不利かと思われましたが、四龍の戦士とハクは別格の強さでクムジ軍を圧倒しています。今回はアクションシーンが充実しており、バトルものの少年漫画を思わせる激しい動きを見せてくれました。これだけ暴れても敵兵を殺していないとは、ハク達凄すぎる。ヨナを傷つけた連中は戦いが終わった後で改めてボコられたみたいだけど、命があるだけマシかと。みんな優しいなあ（笑）。
悪役としての威厳を見せるクムジ。追い詰められても全く狼狽えず、弓を手にしたので自分も戦うのかと思ったら、一人だけあっさり逃げ出しました。これは上手いフェイント。肩透かしを喰らいましたが、ヨナ達の目的はクムジの首なのでこの撤退は正しい。しかし三十年の悪行の報いは、ヨナの矢によって下されました。遂にヨナも人を殺しましたか……。悪を倒した爽快感と、もう昔には戻れない寂しさを感じます。
海賊の勝利の宴は、飲めや歌えやのどんちゃん騒ぎというのは「ONE PIECE」でお馴染みですよね。こちらの海賊も勝利の大パーティー。ようやく平和が……と思ったら、ラストで衝撃の再会。なぜこのタイミングでユフォンが阿波に? クムジの悪行を知って調べに来たんだろうか。ヨナとの因縁の再会は、阿波の町に新たな嵐を呼ぶのか。どちらも王の器を持つ者同士、その末にあるのは死闘か、悲劇か。 
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