土曜日は昼からヴェルディの試合があったので、日曜日に見に行きました。日曜の夕方でも新宿バルト9は満員御礼。ライダー人気は健在です。ミッチーのファンも見に来てたのかな?
以下、箇条書き形式で感想。ネタバレありまくりですので、ご注意を。
・旧シリーズの映像を使い、アフレコを新録しての「仮面ライダー」最終回の首領との対決シーンからスタート。まさかこの映像を映画館で見られるとは思わなかった。旧シリーズのファンにとっては嬉しいサービスかと。
・歴史を塗り替えた仮面ライダー、3号登場。ライダーマニアの私でさえ、その存在を知らなかった幻の中の幻とも言える仮面ライダーです。今回の映画の事実上の主人公を演じるのは、まさかの及川光博さん。特撮もアニメも大好きな人で、演技もノリノリでした。しかしいつ見ても若々しいなあ。進ノ介が言ってたけど、この人は何歳なんだろう?(45歳です)
・3号が1号と2号を殺してしまった事で歴史が変わり、世界はショッカーに支配されました。ショッカーが世界征服したという設定は2011年の映画「レッツゴー仮面ライダー」と同じですが、ライダーの存在が抹消された「レッツゴー」に対して、こちらはほぼ全てのライダーがショッカーライダーとして洗脳されています。ドライブも当初はショッカーのライダーとして登場します。もう少し悪役として戦うドライブも見たかったかな。
・正義に目覚めた3号と共に、ライダータウンを目指すドライブ。その途中で今回の客演ライダー達と出会います。南光太郎の映画出演はBLACKファンとしては涙を流すしかない。巧はまた一段と渋い声になったなあ。橘さんは相変わらずだった(笑)。中村優一さんはお帰りなさい。一度は引退したのに桜井侑斗としての復帰は嬉しい。デネブとの掛け合いも健在で嬉しいけど、剛から見たら侑斗も「おじさん」なのか……。時の流れって残酷。
・貪欲なまでに勝利を求める3号。怪しい素振りを見せていましたが、やはりショッカーの一味でした。ここまでは大半の人が予想していただろうけど、今回は更に一捻り入れました。この映画は3号が真の仮面ライダーになる物語だったのです。いや、仮面ライダーシンとは関係ありませんよ。あとV3との3号ライダー対決はイマイチでした。3号が強すぎてねえ。
・レース用のコースを借りきっての、壮絶なライダーグランプリ。CGとはいえライドロンまで出してくれて、どうもありがとうございます。ライドサイクロンとトライドロンのレースは、映画ならではの迫力がありました。勝利という妄執に取り憑かれた3号の心を解放する進ノ介、出番は少なかったけど主役としての存在感を発揮していました。
・ショッカー首領の真の目的。それは最強のショッカーライダーになった3号を取り込み、より完全な歴史改変を行う事でした。ライダーロボと特別ゲストのシュリケンジンとの巨大バトルは、いい意味でのバカバカしさに満ちていました。人型になったトライドロンは限定グッズとして発売されるでしょうね。バンダイの商売上手っぷりも、一種の忍タリティか(笑)。
・歴史が元に戻り、3号の存在も消滅しました。しかし彼の活躍は私達の心に残っている。復活した1号・2号とのライダートリプルキックに痺れないライダーファンはいないでしょう。めでたしめでたしで終わるかと思いきや、作中で死んだ剛は復活せず、物語は特典で貰った「仮面ライダー4号」に続いていく。えっ、何、この展開。入場者特典のDVD「仮面ライダー4号」の伏線なんだけど、もしかしてTV本編でも剛が死ぬって事? もしそうなったら大変な事になりそうなんだけど、一体どうなるのやら。期待と不安を抱きながら本編を見続けます。
・現さんがショッカーの新怪人チーターカタツムリになって、高田延彦さんが演じるブラック将軍と共にショッカーの幹部として活躍しました。TVの本編では絶対に見せない悪役顔が見れて、何だか得した機分。こういうのも映画の楽しみですよね。
・声優では関智一さんがナレーションにショッカー首領にV3、カメバズーカなど一人11役という大活躍。さすがヒーロー大好き声優、首領の演技なんて納谷悟朗さんとほとんど変わりませんでした。でもヒーローと怪人が同じ声なので、声優マニアの私でも混乱気味。次作ではもう少し出番を減らしてもOKですよ(笑)。
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スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号の感想
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