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Channel: 決闘王F.Kのブログ
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4月18日のアニメ感想

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Fate/stay night [Unlimited Blade Works]
 バーサーカーvsギルガメッシュという激戦の中で語られる、イリヤとバーサーカーの過去話。母の幻影から自分たちが切嗣に裏切られた、見捨てられたと思ったイリヤは誰も信じない孤独な時を過ごす。何とも切ないすれ違い。もし切嗣がイリヤを助け出せていたら、士郎とイリヤが姉弟として過ごせる平和な展開もあったのかな。って、それ「プリズマ☆イリヤ」。
 切嗣はイリヤを見捨てた訳ではなく、実は何度も助けに行ったのですが、森の結界に邪魔されてイリヤの元に辿り着けなかったのです。アハト翁はその事実を教えず、イリヤを聖杯の器として育てる。全てはアインツベルン千年の悲願の為に。平和という目的の為なら何でもする切嗣も壊れていたけど、アインツベルンはもっと壊れているなあ。用済みとして捨てられたホムンクルス達の嘆きが、いや嘆きですらない言葉がイリヤを更に壊していく。狂気の連鎖は止まらず、イリヤにとって最悪の結末になってしまった。ううむ、敵とはいえ幼女が過酷な運命を背負わされるのは見てて辛くなりますねえ。
 孤独なイリヤの唯一のパートナーになってくれたのが、バーサーカーでした。サーヴァントとして命令に従っているのではなく、英雄ヘラクレスは自らの意志でイリヤを守る。バーサーカーというクラスの力によって狂わされていても、英雄の誇りと使命感は失わない。さすがはギリシャ神話最高の英雄ですね。バーサーカー以外のクラスで召喚しても強力だと言われるだけはあります。死したイリヤの為にギルガメッシュに一矢報いようとしたシーンは、断末魔と言うには見事すぎました。
 バーサーカーは奮闘しましたが、それでもギルガメッシュには敵わない。弾幕のように降り注ぐ宝具の群れを時に打ち払い、時に受け止めて戦うバーサーカー。素晴らしい作画で繰り広げられた戦いの結果は、美しいまでに残酷なものでした。これはイリヤファンにとってはトラウマものの結末だなあ……。怒って飛び出そうとした士郎は、視聴者の代弁者でしたね。声優陣の演技も見事で、文句の無い神回でした。哀しいけど満足。

プラスティック・メモリーズ
 コンビを組んでいる人間とギフティアは一緒に暮らすルールだそうで、ツカサとアイラも会社の寮の同じ部屋に住む事になりました。同棲生活だとちょっとワクワクドキドキするツカサ。ツカサは決して邪な奴ではないけど、男と女が同じ部屋にいれば何か起こるもの。ミチルの心配も普通のラブコメアニメなら当たっていますね。ビバ、ラッキースケベ(笑)。
 家に戻ると何も話してくれないアイラとコミュニケーションを取ろうと、あの手この手で頑張るツカサ。割といい体している事をアピールしたり、料理をしたり(超初心者)、気を使ったり、花を送ったり、厨二病キャラに扮したりしましたが、ミチルから軽蔑の視線を向けられるのみ。これはこれで楽しい生活なんじゃなかろうか?と羨ましがる独身男。
 ツカサだけでなく、プライベートではアイラは誰にも心を開かない。ならばデートイベントだ。私服を持っていないアイラが着替えでドジッたり、実は老眼だったりと意外だけど可愛いところを見せてくれました。ええ、分かっているんですよ、こうやってアイラの魅力的なところを見せて、最後に泣かせるつもりなんだっていうスタッフの魂胆はね。でもいいです、乗ってやろうじゃないか、その企みに。
 デートを楽しんでいるように見えたアイラでしたが、ツカサの「思い出」という言葉に対してはクールに対応する。なるほど、いずれ自分は全てを忘れてしまうから思い出を作っても仕方がない、ツカサを悲しませるだけだと一線を引いているのか。しかしツカサはそんな事を気にせず、どんどんアイラの心の中に入り込んでくる。無自覚だけど、この男、やるな。どうせならアイラに最高の思い出を作ってやりましょう。例えば、恋の思い出とか?

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