9月9日の感想　クライマックスで恋のライバル登場。むしろ今まで出なかった方が不思議

俺物語!!
　春休み、大和はお気に入りのケーキ店でバイトする事になりました。明るい性格だし、人当たりもいいので接客業に向いてますね。私と違って（苦笑）。
　大和が入った店には一之瀬というパティシエがいるのですが、技術は一流だけど性格にちょっと問題あり。作ったケーキが売れ残るのが嫌なので売らないという半端にプライトが高い人。大和が彼のケーキを褒めた事が切っ掛けで、大和が自分の事を好きなんだと勘違いしちゃいました。困った人だなあ。大和は一緒にケーキを食べる人を「彼氏」と断言すべきだった。
　まあ一之瀬が勘違いするのも分かります。大和の態度は一之瀬に好意を持っているみたいだったし(実は彼のケーキと技術に、なんだけど)、普通の少女漫画なら一之瀬と大和がくっついてもおかしくない。しかし少し親しくなったとはいえ、いきなり名前で呼ぶとは。猛男がもっと短気な性格だったら、血の雨が降っていたかも(猛男のパワーではシャレになりません)。
　キスまでしたのに猛男は大和の名前を呼んだ事が無い。カップルとしてどうかと思うけど、猛男の性格では確かに無理ですよねえ。一之瀬に嫉妬する自分の心の小ささを受け入れ、それでも大和を思い続ける猛男は立派だ。海まで着いて行く砂川は面倒見が良いなあ（笑）。
　砂川は「バイト始めて1週間で、大和を好きになる人なんていない」と言いましたが、事実は小説よりも奇なり。一之瀬は猛男が大和の彼氏だと知っても怯まず、むしろ別れてくれと頼むくらい大和を好きになってました。かなり失礼な事を言ってますが、それだけ大和の事が好きなのでしょう。優秀だけどちょっとヘッポコ、福山潤さんはこういうキャラを演じさせたら上手いなあ。
　大和とケーキの話が出来ない自分は大和の彼氏に相応しいのか?　お互いが好き同士なら問題無いと思うんだけど、そう思うには猛男と大和の趣味嗜好が違い過ぎるからなあ。相手が幸せならそれでいいと考える猛男の優しさは、恋愛ではマイナスになってしまう。この試練をどう乗り越えるのか、次回の最終回には注目ですね。