がっこうぐらし!
只でさえ雨の日は憂鬱になりがちですが、りーさん達にとっては辛すぎる記憶を思い出させるから、ますます憂鬱になる。前回までの明るい雰囲気は完全に消し飛び、シリアス100%のストーリー転換に相応しい幕開けです。
めぐ姉がみんなを助けてゾンビ達の餌食になった日も、こんな雨の日だった。生徒達のゾンビが生前の記憶に従って学校に集まる中、最悪の事態が起きてしまう。ううむ、動物キャラはホラーものではしぶとく生き延びるのが定番だけど、太郎丸はダメだったか……。原作ではみーくんとは出会わず、拾われた時点でゾンビに感染していたので密かに処分されたそうです。原作に比べたら、ゆき達と一緒に過ごせただけでも良かったのかな? 太郎丸と戦う羽目になったくるみやみーくんは気の毒だけど。
太郎丸のゾンビ化だけでもショックなのに、遂にくるみがめぐ姉のゾンビと出会ってしまった。一度は戦うつもりだったけど、顔を見てしまったら決心は鈍るよねえ。逞しいイメージが強いくるみだって、高校生の女子なんだし。
あの状況から生還したくるみ。それ事態はラッキーでしたが、くるみもゾンビ化しつつある。傷ついた腕を切り落せば、と思う前に顔にまで感染している。りーさんが刃物を持ったのは、ゾンビになる前にくるみを殺すつもりだったんだろうなあ。親友のゾンビと戦うなんて嫌すぎる。でも、みーくんが来たから出来なかったけど、りーさんはくるみを殺せたんだろうか? 彼女の心はかなり脆そうで不安になります。
既に記憶が戻っており、現実逃避している演技しているのでは?と思っていたゆきですが、そうでもなかった。しかし、この危機的状況にゆきの心は気付きつつある。それに合わせるかのように、みんなで作ったバリケードが破られた。もう学校も安全な場所じゃない。逃げるしかなくなったけど、くるみがこんな状態では遠くには行けない。原作では何とか生き延びたそうだけど、アニメは原作とは違う展開になるかも? さすがに全員死亡ENDにはならないと思うけど、さてどうなる事やら。
アクエリオンロゴス
父の跡を継ぎ、政治家を目指している翼人。しかし彼の父親は頭は良いけど言葉に力と言うか説得力が無くて、民衆からの支持は得られなかったそうです。真面目で努力家の父とよく似ている翼人にとって、政治家になる事は父と自分の人生が間違っていない事の証明でもある。なかなかハードな人生を送っていますね。一人暮らしで大変そうだし。
しかし父もそうでしたが、翼人の前にも強大なライバルが現れる。理屈や計算ではなく本能のままに動いているようにしか見えないのに、なぜか人は彼の言葉に、行動に惹き寄せられる。カリスマというやつでしょうけど、そんな理不尽なものに自分達の夢を、人生を否定されたくはないよなあ。でも翼人より陽の方が政治家には向いてますよね。真面目に考え過ぎる翼人は、表に立つよりも裏で色々とやる参謀タイプかと。
ろくに考えず動こうとする陽を制して、今回は翼人と花嵐が出撃。2人が合体したアクエリオン凱、デザインはグリフォンみたいでカッコ良いけど動きは鈍い。陽によると、翼人が頭に色々なものを抱え込んでいるから頭が重くなっているとの事。操縦者と機体のシンクロ率が高いと、こういう事もあるんですねえ（笑）。まあ不平不満を溜め込んでいるのは精神的にも良くない。時にはズバッと言いましょう。陽は悪く言われても全然気にしないし。ああ、ここでも人としての器の違いが。
翼人の陽へのコンプレックスが解消され、ロリっ子と仲良くなった翼人を羨ましく思った一方、事態は大きく動き出す。異変の前兆、本格的に動き出そうとする荘厳、そして総の覚醒。渦のM.J.B.Kでさえ彼の前座でしかなかったとは。黒いアクエリオン、いやこれアクエリオンなのか? とにかくスパロボならHPが5万ぐらいありそうな機体に乗って、陽へのリベンジを果たそうとする総。卑屈で自分の事しか考えていない総はまったく共感できないキャラなんだけど、だからこそ彼がどこまで落ちるのか気になる。舞亜を求めるあまり、父親の思惑をも越えたとんでもない事をやりそう。