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Channel: 決闘王F.Kのブログ
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12月18日のアニメ 科学は人を幸せにも不幸にもする。救済と破壊は紙一重

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うしおととら
 第2クール最後のエピソードは、妖怪を研究している科学者集団・ハマー機関の話。怪奇色が強かった今までとは違って科学的なイメージが強い話で、原作で読んだ時は今までとの世界観の違いに少し戸惑った記憶があります。
 科学者としてのエゴ丸出しなハマー機関の3人の科学者。成果を上げる為なら妖怪はもちろん、人間である潮でさえ実験動物のように扱っている。獣の槍を機械で分析した事に対して潮が怒ったところはカットしなくてホッとしました。あの場面は潮と科学者達の認識の違いを示してくれる重要なシーンですから。
 今回は麻子が大活躍。スカートを破って足を見せたのはチャイナドレスっぽくてグッド。ちなみに冒頭での誘拐シーンで黒服にキックをかましたシーン、原作ではパンツ見せていたけどアニメではNGだったみたいです。残念無念(笑)。でもヘレナへの叫びは原作通りやってくれて良かった。あの台詞は他作品のマッドサイエンティスト達に聞かせてやりたい名台詞です。
 獣の槍に付着していた白面の者の細胞をいじったら、案の定大暴走。15分後に放映された「影鰐」でも同じような展開になりましたが、多分偶然の一致です。とらが救世主のように現れる所まで放映するとは、かなり詰め込みましたね。取り敢えずの最終話となる次回は、じっくりと見せてくれるのだと期待します。

ヘヴィーオブジェクト
 超強力なオブジェクトと評判のブライトホッパーに乗って意気揚々とやって来たハルリード。しかしクウェンサー達と合流する前にやられました(笑)。こういう傲慢なキャラはやられると分かってはいたけど、まさかこんなに呆気無くやられるとは思わなかった。多分生きているとは思うけど、この失態の責任を取らされそう。
 ブレイクキャリアーと名付けられたマスドライバー財閥のオブジェクトは、財閥が有する宇宙開発技術を粋を集めて作られた常識外れの機体でした。空の彼方からマッハ25で飛んでくる弾なんて、避ける事も防ぐ事も不可能。あまりに威力が高くて弾が耐え切れないという根本的な欠陥がありますが、チャフミサイルと雲を利用した探査システムといい、作った奴はかなりのキレ者ですね。クウェンサーも技術者として軽く嫉妬しているみたいだし。どんな奴なんだろう?
 ブライトホッパーは大破し、ベイビーマグナムも素早く動けなくなる程のダメージを負ってしまった。その上、基地も破壊されてしまい正統王国軍はボロボロ。しかしこの状況でも諦めていない者がいる。クウェンサー達はいいんだけど、ブライトホッパー隊の生き残りが無謀な逆襲を目論んでいた。自国の領土でないとはいえ、ダムを壊そうとするとは無茶過ぎる。しかもその作戦で勝てる保証は無く、憂さ晴らしとしてはやり過ぎです。馬鹿な連中だけど、現実でもこういう理由で破壊や虐殺とか行われているから笑えない。プライドが高いだけの人間って敵でも味方でも嫌な存在だ。
 この殺戮を止めるには、クウェンサー達がブレイクキャリアーを倒すしかない。いつも通り無謀な作戦をやるしかなくなったけど、今回はクウェンサーはフローレイティアとコンビを組みます。そして明かされたフローレイティアの家庭の事情。ほぼ確実に男子を産む上、本人は美人でスタイルも抜群。そりゃあ貴族にはモテモテだろうなあ。この体質とフローレイティアの才覚、本人にその気があれば影の女帝として正統王国を支配できると思いますよ。そっちの方が王国的にも良いかと。
 あと伊藤静さんの声で子宮だの何だの言われると、ドキッとしてしまうのは男のサガですな(笑)。18禁作品ではお世話になりました、いや今でもお世話になっています。


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