Quantcast
Channel: 決闘王F.Kのブログ
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2443

12月17日のアニメ 阿佐ヶ谷でもイタリアでも、男は愛の為に戦う。愛の祝福は拳と赤ワインで

$
0
0

アクエリオンロゴス
 総の目的は陽に勝つ事ですが、陽の目的は舞亜を助ける事。なので舞亜を見つけたら総を放って助けに行きました。総、宿敵にまで振られたか。哀れな……。そりゃあご両親も心配して駆け付けますわ。カッコいい強敵にも、卑劣な悪役にも成り切れなかった総。でも、そこが人間らしくて割と好きです。
 創声の書を手にしたネスタによって、遂に文字文明の終焉が始まりました。あらゆる存在が文字の概念を失い、存在する事が出来なくなって1つに溶け合い、思考も肉体も1つになる。まるでエヴァの人類補完計画ですが、ネスタは人類を救う気なんてまったく無い。文字に慣れ過ぎた人類は文字無しでは自我を持つ事さえ出来ず、のんびりと滅ぶのみ。一気に滅ぼすのではなく、じわじわと責めますか。ロゴスワールドを作る程の憎しみを晴らすには、これぐらいやらないとダメなんでしょうね。女の執念は怖い。
 愛から生まれた憎しみによって世界は滅びつつあった。しかし愛によって世界は救われた。両思いの陽と舞亜だけでなく、総まで加えた究極合体! AKINOによる旧作の主題歌が流れた時は背筋が震えました。今まで関わってきた人達の声援を力にして、最強の技でラスボス撃破! これぞスーパーロボットものの王道です。ここ数話の暗い展開を吹き飛ばす爽快な決着でした。アクエリオンは現実世界にも現れたので、これでスパロボにも出れますね(笑)。
 キリュウの最後の手紙は、やはりネスタへの愛と感謝の言葉が綴られていました。悲劇の恋人達も昇天してハッピーエンド……とはなりません。ロゴスワールドが消滅した事で、世界は極めて不安定な状態になってしまった。この危機を救うには新しいロゴスワールドを作るしかないけど、舞亜を犠牲にしたくない陽と総が激突。陽も総のイメチャンは気にしてたんだ(笑)。バカバカしいようで熱いような男たちの戦いはどうなるのか、最終回も見させていただきます。

ルパン三世
 レベッカの恋人だった天才学者・航が残した暗号を解こうとするルパン。しかしその暗号にはとんでもない仕掛けがあった。暗号の中に自分の思考パターンを組み込んでおき、解いた者の心の中に航の人格を再現するとは、とんでもない仕掛けですよ、これは。特別な機械とか催眠術とか使わずに他人の心の中に入り込めるんだから。レベッカが惚れるだけあって本物の天才だったんだなあ。
 そして航が残したこの方式こそ、MI6が狙っていた「イタリアの夢」だった。なるほど、他人の中に別の人格を再現させれば、情報を聞き出す事も服従させる事も思いのまま。しかも予算は格安。ある意味、核兵器よりとんでもないシロモノです。愛の国イタリアの夢とはなかなか怖い。
 航の願いを聞いたルパンは、方式が残された地下室に火を点けましたが、そこへニクスが。部屋が完全に燃える前にニクスに方式を見られてしまいました。これはニクス、覚えましたね。一流の諜報員の記憶力を舐めちゃいけません。ルパンにしては手抜かりだったけど、ここはブチ切れてても任務を忘れないニクスを褒めるべきか。
 ルパンとニクス、再度の対決。レベッカを連れている上に相手は凄腕。レベッカを逃がしても尚ルパンが不利でしたが、ニクスの体質を利用して逆転勝利…と思ったら、MI6に全部持ってかれました。捕まったルパンは取引で銭形に引き渡され、逮捕されました。しかしルパンは後悔していない。強がりかもしれませんが、それで良いんですよ。愛の為に戦った男に涙は似合いませんから。
 レベッカは航との思い出の本を燃やし、新しい未来へ向かい始めました。彼女の出番はこれで終わりかな? いや、もう一度ぐらい出て来るでしょうね。リベルタスと名付けた赤ワインで、ルパンと祝杯を交わしてほしい。


Viewing all articles
Browse latest Browse all 2443

Trending Articles