10/27　千歳と九頭Pは似た者同士ですな。千歳がスタッフ側だったら、彼みたいなキャラになるかと

ガーリッシュナンバー
　冒頭の人気声優になってファンにも優しい千歳を見て「誰だお前は!」と思った後、夢オチなんだと理解するまで0.1秒も掛かりませんでした。何この信頼感（笑）。でも傍若無人な千歳も、ああいう声優になりたいんだなあと少しだけホッコリ。
　第1話の先行上映イベント、緊張しまくる八重と京に対して千歳は堂々と振る舞う。もう少しで大失敗しそうだったイベントをフォローしたのは立派です。悟浄の言うとおり度胸だけなら1人前ですな。昔と違って今の声優は人前に出る事も多いので、こういうクソ度胸も必要です。でないと過酷な業界を生き残れないだろうし。ファンからは「(外見は)可愛い」と評価されているし、フォロワーも増えたし、今が彼女の全盛期だったりして?
　そしていよいよ第1話の放映日。千歳達はワクワクしながら待っていたけど、その出来は…………まあ、ここまで制作側のゴタゴタぶりを見せられていたので、こうなるのは分かっていました。絵コンテさえ間に合わず、遂に原作者も見放したみたいだし。それでも前向きな千歳は大したものです。でも演技はまだまだだし、CDも売れないんだろうなあ……。フォロワーがガンガン減っていく未来が見える。
　恐ろしいのは、今回のような件が現実でも珍しくない事。今作を作っているディオメディアもやらかした事があるし、特にこの秋は制作が間に合わず放映を延長するアニメが続出しており、声優からも「アニメの本数を減らした方が良いのでは?」と心配される程。しかしたくさん作らないとスタッフは稼げないから、本数を減らせない。何この生き地獄。声優も病気で倒れる人が多いし、バブル崩壊の前兆だと感じるのは私だけ?
　イベントに来た人はどんな内容でも受け入れるし、「ここまで来たなら楽しまないと」と盛り上がってくれる。しかし一般の視聴者は容赦しない。百花や柴崎さんは割り切っているけど、千歳はこの「現実」にどう向かい合うのか。シンデレラになるのは簡単じゃないぞ、と。