双星の陰陽師
既に七割の陰陽師が闇無の掌中に落ちてしまい、その穴を埋めるべく十二天将が全国各地を飛び回っているそうです。つまり陰陽連の本部はガラ空きという事? それに各地に散った十二天将が各個撃破される可能性もあります。陰陽連、追い込まれてますね。
それでもろくろ達の日常は平和そのもの。いや、紅緒のデンジャラスな料理を食べ続けるのは平和どころじゃないけど。基本的にメシマズで、たまに成功したらそればかり作り続ける。これはろくろが逃げ出すのも当然ですな。紅緒がいつも「美味しくなーれ」をやってくれるのなら、人間の限界に挑戦する価値はあるけど(笑)。
と、和んでいられたのも僅かな間だけでした。鳴神学園に潜んでいた怪しげな影の正体は、かつてろくろ達を追い詰めた双子の婆娑羅の片割れ、千々石でした。闇無によって双星の陰陽師が百道を倒したと思い込んでおり、以前より強くなっている上に、闇無が陰陽師に作らせた符によって人間界でも制限無しで活動できるようになりました。この符はかなりヤバいな。全ての婆娑羅がこの符を使ったら、日本壊滅するんじゃね?
ろくろと紅緒では敵わなかった千々石を1人で圧倒する士門。さすがは繭良の旦那候補(気が早いぞ)、空を飛べるのは反則に近いな。しかし千々石の執念と憎悪は、士門との実力差を引っ繰り返す程でした。一瞬の油断を突かれて千々石の操り人形になってしまった士門。更に学園の生徒全員が操られ、ろくろ達の敵になってしまった。苦戦必至の状況ですが、ろくろと紅緒にはこの苦難を乗り越えて新必殺技を編み出してほしい。でないと婆娑羅との実力差が開く一方だし。