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Channel: 決闘王F.Kのブログ
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12/23 「ジョジョリオン」のアニメ化まで、さようなら杜王町(あっちは並列世界の杜王町だけど)

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ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない
 最終回。
 バイツァ・ダストを発動させようと足掻く吉良。露伴の言うとおり、悪役とはいえ大した執念です。しかしそんな悪の執念を黄金の精神を持った勇者達が打ち砕く。ここ最近、活躍していなかった康一が、この最終局面でオイシイところを持っていきましたよ。やはり5部の真の主人公は彼か(笑)。
 時を止めた承太郎が仗助達の顔を思い浮かべてからラッシュするシーンは、原作以上にグッと来ました。そしてラッシュに吹き飛ばされた吉良は救急車に轢かれて死亡。救急車の運転手は処罰されるだろうなあ。バイツァ・ダストにされかけたナースさんも含めて、お気の毒でした。
 モナ・リザの手を見て勃起した吉良、レベル高すぎ。ちなみに子供の頃の吉良はアニメオリジナルです。生まれながらの殺人鬼&変態である吉良を裁いたのは、最初に吉良に殺された鈴美という決着はこれしかない、と思います。この後の吉良については「デッドマンズQ」という読切で描かれているので、どうぞご覧ください。植物のような穏やかな生活とは無縁の吉良が見れますよ。
 鈴美は成仏し、ジョセフと承太郎も杜王町を去ります。仗助とのお別れ以外のエピローグは全てアニメオリジナルです(露伴の指の体操は「岸辺露伴は動かない」でやってたけど)。いずれも声付きで、一言二言の台詞の為に豪華キャストを再集結させたのスタッフ、素晴らしいまでのジョジョ愛が感じられます。このスタッフに作ってもらえて良かった……。
 総評。4部アニメ化と聞いた時は嬉しかったけど、スタッフの変更&全39話だと知った時は4部は3部よりも長いのに大丈夫なのか?と心配しました。しかし新しいスタッフも原作を愛しており、省略された台詞や場面も多かったけど短い話数で上手く纏めましたよ。
 でも改めて4部を見ても、主役が多すぎるな(笑)。仗助はもちろん、康一に露伴、スタンド使いではない早人まで主役級の活躍をしている。吉良も逆の意味で主役級のキャラだし。
 こうなったのは4部の登場キャラが多かったからですが、その弊害もありました。味方側のキャラが多くなり過ぎてしまい、彼らと孤独に戦う吉良の方に感情移入してしまう。荒木先生もそうだったらしく、主役グループと吉良の強さを均等にさせようと考えた結果、作者さえ倒す方法に悩むバイツァ・ダストを与えてしまった。4部は話としては面白かったけど、キャラ配置のバランスに関しては失敗したかなと。
 荒木先生はここから学んだようで、この後のジョジョは主役グループの人数を絞り込み、敵側の人数を増やしています。新しいスタンド使いはほぼ敵です。そう考えると4部は今後のジョジョの流れを決めた、重要な部だったんだなあ。という訳で5部のアニメ化、早よ(笑)。


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