リトルウィッチアカデミア
新番組。正月にTV放映された映画は見ました。
「キルラキル」を始めとするアクション重視の作品を作ってきたTRIGGER製作のアニメだけあって、とにかくよく動く。単純にキャククターを動き回らせるのではなく、表情や僅かな仕草の変化にも手を抜かず、アクションも緩急を上手く使い分けて見てて飽きないものにしている。アニメ制作に関わる人には(プロでもアマでも)良い手本になるでしょう。
主人公のアッコは魔女の家系ではないけど、幼い頃に出会った魔女に憧れて自分も魔女になるべく、魔法学校にやって来ました。一般人と魔法使いの家系の格差はハリーポッターシリーズで広まった気がしますが、一般人で、しかも箒に乗れないアッコがなぜ入学を許可されたのか謎です。学生の数を増やしたいだけとは思えません。校長がアッコの秘められた才能を見抜いたとか?
実際、アッコには才能がありました。彼女が憧れていた魔女シャイニィシャリオが使っていた魔法の杖を目覚めさせ、僅かながらも使う事が出来たのだから。アッコに呪文を教えたアーシュラ先生がシャイニィシャリオなんですね。姿はかなり変わっているけど、中の人が同じなのですぐに気付きました(笑)。シャイニィシャリオの姿は営業用で、こっちが本当の姿なのでしょう。アッコは気付くんだろうか?
アッコの親友になるロッテとスーシィも登場。映画ではかなり気心の知れた仲になっていたけど、こちらは初対面で人間関係はちぐはぐ気味。それでもアッコの無茶にロッテが振り回され、スーシィはちゃっかりオイシイところを持っていこうとするのは変わらない。3人が一緒の部屋に放り込まれたのは、問題児たちを管理し易くする為でしょう。まともな性格してるのに問題児扱いされてしまったロッテ、挫けずに頑張れ。
ストーリーは最近ではむしろ珍しくなった魔法少女ものの王道で安定しているし、見てて楽しくなる程に動き回るキャラクター達も気に入りました。憂鬱になりがちな日曜の夜でも元気にしてくれそうなアニメなので、文句なく視聴継続。