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ジャンプ32号の感想

 実写映画の公開間近という事で、今号は「銀魂」特集。表紙にポスター、イベント情報など盛り沢山です。ヴェルディとのコラボイベントの詳細も載せてほしい。

 そして次号は「ONE PIECE」20周年記念号として、目一杯力が注がれています。「銀魂」のすぐ後にこれとは編集部、地獄だったろうなあ……。

 レジェンド作家インタビュー、今回は「こち亀」の秋本治先生。最前線でジャンプの歴史を見続けてきただけあって、話の重みが違います。後輩の作品もちゃんとチェックしているのは凄い。先生の言うとおり、ジャンプは今も冒険し続けているのです。

銀魂 ★★★★
 ウソ、この局面で似蔵が!? つーかコイツ生きてたの?と驚きましたが、万斉が今際の際に見た幻でしたか。しかし似蔵だけでなく散っていった鬼兵隊員の幻は万斉に最後の力を与え、地球を救う奇跡を起こす。この展開には素直に燃えました。
 命を粗末にするつもりはない。しかし命を捨てなければ守れないものがあるのなら、彼らは喜んで命を捨てる。それが正しい事なのかどうかは分からないけど、武士道としてはありではないかと思うのですよ。こういう難しい話を分かり易く描く空知先生、ゴリラでも尊敬しています。

ONE PIECE ★★★
 パンクハザード編では子供達に覚醒剤を飲ませるなど外道の限りを尽くし、ルフィ達と読者をムカつかせたシーザーですが、今回は彼を応援するしかない。クロコダイルもそうだったけど、尾田先生は悪役の再生(リボーン)が上手いなあ。
 ジェルマ66も決して弱くはなかったけど、相手が悪すぎた。ルフィも今の状態ではビッグ・マムには敵わず万事休すと思われたその時、玉手箱が奇跡を起こす。爆弾だったのか。ネプチューン王、ビッグ・マムを完全に怒らせても構わないと思ったのか。その強き決意に感謝。

僕のヒーローアカデミア ★★★
 ここ最近、株を上げ続けている切島だけど、彼も最初からヒーローではなかった。むしろ出久以上に「普通の人間」だった。他人のピンチに飛び出せないのは、普通の人なら当然だけどヒーロー志願者としては……だよなあ。完璧に心が折れた切島、ここからどう立ち直ったのか次回は必見。
 ジャンプ+で連載されているスピンオフ作品「すまっしゅ!!」の出張版も掲載。ギャグキャラになった敵連合、面白いじゃないですか。短冊に愚痴を書いてストレス発散というのは、イベントとしては面白いんじゃないでしょうか。無記名必須だけど。

斉木楠雄のΨ難 ★★★
 センターカラー。実写映画と言えば「銀魂」ばかり取り上げられているけど、この漫画も実写化するんですよ。ちなみに監督は同じ人です。福田雄一監督、働き過ぎでは?
 亜蓮の家は期待を裏切らないヤンキー仕様全開でした。家の落書きが「刃牙」まんま過ぎて、秋田書店から訴えられたら負けるぞコレ(笑)。
 燃堂が助けたヤクザっぽい男が亜蓮の父親というのは途中で気付いたけど、クズではなく本当に良い人だったのか。燃堂との息の合いっぷりは、こっちが本物の親子だと言われても疑わないレベル。燃堂、かなり馴染んでいるし。

ハイキュー!! ★★★
 先にセットポイントを取ったり、澤村のバックアタックが決まったりと第1セットは烏野が押しています。まだまだ試合は始まったばかりで稲荷崎は全く焦っていませんが、このセットは取っておきたいですね。今後、絶対に苦戦するだろうし。
 調子が上がっている烏野の選手達の中で、唯一冴えていないのが田中。致命的なミスをしそうな雰囲気が出ており、非常に不安です。彼女(まだ告白さえしてません)が見てるんだぞ、漢を見せろ田中!

ブラッククローバー ★★★
 予想以上のナルシストだったキルシュ。アスタへの侮蔑が凄いけど、少し前まではこうやって見られるのがデフォだったからアスタは動じてませんね。逞しい主人公です。
 性格は問題ありだけど、魔法騎士としては一流のレベル。仲間への助言も的確で、副団長にまでなったのは伊達ではない事を示しています。個人としてだけでなくチームリーダーとしても強いのは厄介ですね。この難敵にアスタ達は勝てるのか?

火ノ丸相撲 ★★★★
 よっしゃあ! 火ノ丸、遂に大金星! 久世の背が地に着いた時はホッとしました。ここまでやって逆転されたらどうしようかと不安でしたからね。遺恨を残さない清々しい決着、お見事です。
 ラストページの火ノ丸の泣き顔は、みっともないけど最高にカッコいい。ここまで彼が頑張ってきたのをずっと見てきた読者としては、もうこの泣き顔だけで満足させられます。しかし物語はまだまだ続く様子。火ノ丸がプロ入りするまで描くのかな?

約束のネバーランド ★★★
 謎の鬼ソンジュとムジカ。鬼である事は間違いないけど、宗教上の理由で人は食べないそうです。これはなかなか目新しい理由ですね。同時に凄く納得させられました。宗教の力って色々な意味で凄いな。
 鬼は人を食べるけど、高度な文明を持っているし知性も高い。そして生きた人間は、エマ達が居た農園の中でしか見られないそうです。人間にとっては地獄でしかない世界、何故こうなってしまったのか? いよいよその理由が明かされるそうで、次回が非常に楽しみ。

BORUTO ★★★
 アニメは毎週見ています。委員長、お気に入りのキャラだったけど退場しそうで残念。もう彼女が正ヒロインで良いよ(おいおい)。
 デブな敵キャラにしては良く動くし、かなり強いショジョジ。流石にナルトやサスケクラスには及ばないだろうけど、見た攻撃を全て跳ね返せる風伯楯はかなり強い忍術ですね。割と強くて性格はゲス、悪役としては合格です。
 ショジョジは本当に強くて、ボルト1人では敵わない。しかしボルトには頼れる仲間がいた。テントウ、ボルトが褒めてたけど本当にナイスアシストでした。最初の頃はボルトを振り回すワガママ小僧だと思ってゴメンね。

鬼滅の刃 ★★★★
 書の中身はビリビリに破かれており、読む事が出来ませんでした。って親父の仕業かよ。本当に碌な事をしないな、あのダメ親父は。息子達の爪の垢を飲ませたいですよ。最後に泣いた事で許してあげます(偉そうだなオイ)。
 もっと強くなりたいと願う炭治郎だけど、簡単に強くなれないのは分かっている。この漫画にも精神と時の部屋があれば良いんだけどねえ。
 焦っても強くはなれない。今は怪我を治す事に集中しましょう。あと怒り心頭の鋼鐵塚さんからも逃げましょう(笑)。鬼殺隊の刀鍛冶はこんなんばっかか。オチ要員としても凄く便利ですね。

ぼくたちは勉強ができない ★★★
 センターカラー。
 女教師は青年漫画(ぶっちゃけエロ漫画)ではヒロインとして定番というか大活躍しているキャラですが、少年漫画のヒロインにはなかなかなれない。桐須先生も当初は唯我による補修に反対していたせいもあり、この漫画のヒロインにはなれません。
 しかしそんな彼女にもようやく光が。最後までジャージ姿でお色気サービスも無いのに、キャラとしては輝きました。初めて男の人を家に入れた事に動揺しまくっていたというオチもグッド。彼女をヒロインにしたラブコメを見たいなあ。

シューダン! ★★★
 鴨志田君、男としては気持ちは分からなくもいないけど、これは女子に嫌われても当然だな。女子を少しだけ見下していた創始も、一歩間違えば鴨志田みたいになっていた。創始にとっては良い反面教師になったのでしょう。
 創始からの忠告も受け入れず、他人を見下して敵を作りまくる鴨志田。これは今の内に直しておかないと、間違った道を進む確率大です。鴨志田の為にもきっちり負かしてやりましょう。カッコ良い勝利宣言をした創始、ナナセとのコンビで番狂わせパート2だ!

食戟のソーマ ★★★
 意外や意外、女木島は食戟が嫌いだった。十傑の第三席にまで上り詰めたのも、しつこく売られた勝負を受けていたらいつの間にやら…という事だったそうです。創真とは正反対の料理人ですね。この漫画では珍しいタイプのキャラです。
 タイプは違うけど、料理に懸ける情熱は創真も女木島も同じ。料理文化を保護するという名目で、自分達の支配下に置こうとする薊に対する憤りも同じ。自分とは違う料理がたくさんある方が面白い、全くもってその通りです。どんなに美味しい料理でも毎日食べていたら飽きるし。
 女木島は本気で戦ってくれる。心強い仲間だけど、相手が相手だからなあ。負けフラグを吹き飛ばす活躍をしてほしいのですが……。

クロスアカウント ★★
 女優として成長している菜乃花。その原動力は大地への恋心。しかし自分の正体を知られたくないから大地とは会わない。普通の恋愛漫画とは男女の考え方が逆ですね。これはこれでユニーク。
 今回はもう1人のヒロイン、真麻がピックアップされています。こちらも大地に恋しているのは明白だけど、当の大地は全く気付いておらず、真麻のファンクラブから彼女が好きな男性を探ってくれと頼まれる厄介な事態に。話がもつれてきましたねえ。ようやく恋愛漫画らしくなってきたけど、ここから盛り返せるのかな?

Dr.STONE ★★★
 妖術使いを名乗る新キャラ、クロム。自惚れの強い自信家と思いきや、それだと千空と被るからかギャグっぽい表情が多い愉快なキャラにしています。千空の弟子として、今後も話を賑やかにしてくれそう。
 しかし千空のように本や学校で学んだのではなく、独学でここまで考えたクロムは凄いですね。千空が死んでいたとしても、彼のような人間が新しい文明を築いていたでしょう。それが正しいのか間違っているのかは分からないけど、人間とはそういう生き物なのです。

ゆらぎ荘の幽奈さん ★★★
 凍った湖でのスケートは、スケート好きなら一度はやりたい事なんだろうなあ。東京みたいな都会では、ほぼ確実に無理だけど。池に氷が張っても、事故防止の為に立入禁止になるだろうからなあ。今回の幽奈達みたいな事故が起きたら困るからね。目の保養にはなるけど(笑)。
 フィギュアスケーターみたいにドレスアップした幽奈達は可愛くて美しい。こういう服を着せると、胸の格差がはっきり分かるなあ。雲雀ちゃん、強く生きろ。サービス要員としては君は非常に優秀だぞ(慰めの言葉になってません)。

HUNTER×HUNTER ★★★
 事態が複雑になり過ぎて、単行本を持ってない人は混乱しそう。私もその1人です。はっ、これは単行本を買わせる為の冨樫先生の作戦!?(考え過ぎです)
 意外な一面を見せたベンジャミン。確かに自分の事しか考えていないカミーラや、殺人マニアのツェリードニヒより彼の方が王には相応しいですね。しかしこういうキャラは真っ先に死ぬのがお約束。配下の王室警護兵を刺客として送り込んだけど、こいつ等は全員返り討ちにされそう。特にビンセントは。

青春兵器ナンバーワン ★★★
 零一やハチの無茶振りに振り回され続ける北斗、今回はサンタクロースを演じる羽目に。零一にはなるべく早く真実を教えてやった方が良いと思いますよ。こういうのは後になってから知った方がショックは大きい。
 藤さんに迫るサンタ北斗はどう見ても変質者です、ありがとうございます。みんなの願い、東のは深刻すぎて笑えんな……。彼の話は意外とヘビーなものになりそう。だから今までやっていないのかな?

ROBOT×LASERBEAMS ★★★
 掲載位置が危ういけど、単行本は売れているみたいで次号はセンターカラー。しばらくは持ち堪えそうですね。
 4ホール連続でパーオンする等、絶好調のロボ。正確無比なショットを放つというのは簡単なようで難しい。力任せに遠くに飛ばす選手より、ミスをせず確実なプレイする選手の方が怖いのはどんなスポーツも一緒か。
 しかし朱雀も帝王と呼ばれる男、簡単に勝てる相手じゃない。そもそも彼はまだ本気を出していなかった。常に攻め続けるそのプレイスタイルはピンチをピンチだと考えず、驚異的な技術の高さを見せ付ける。まだまだ初心者のロボが挑むには大き過ぎる壁だけど、だからこそロボの奮起を期待。

腹ペコのマリー ★★
 「ROBOT~」は持ち堪えそうだけど、こちらはちょっと、いやかなり危ない。盛り上がりそうだった凛々須との対決もあっさり終わったし、今回はバトルシーンは無く正統派のラブコメっぽい展開。田村先生、迷走しているのかなあ?
 今回もそうですが、1話1話の出来は決して悪くない。だけど連載作として見たら、田村先生が何を描きたいのか良く分からないのです。ラブコメなのか、バトルものなのか、ギャグなのか……。あれもこれもやろうとして盛り込み過ぎて、作者の手にも負えなくなっている印象を受けますね。これからどうなる?

磯部磯兵衛物語 ★★★
 花岡、前髪を切ったら特徴が無くなってしまった……。ショックのあまり不良を目指す事に。磯兵衛と一緒に悪い事をやってみたけど、上手くいかず挫折。悪をやるのにも才能がいるのですよ。だから私のように悪に憧れる人もいる。なりたいとは思わないけど。


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