Quantcast
Channel: 決闘王F.Kのブログ
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2443

ジャンプ42号の感想

$
0
0

 今週号だけでなく次号も土曜日販売。漫画家の皆さんも編集者も大変だったろうなあ……。ご苦労さまです。

 「BORUTO」のアニメの放送時間が10月から日曜17時30分に変更されます。「ちびまる子ちゃん」の前番組として見る人が増えるといいなあ。ここで改めて、さくらももこ先生のご冥福をお祈りいたします。

思春期ルネッサンス! ダビデ君 ★★
 50年の週刊少年ジャンプの歴史でも初となる、ギャグ漫画2作同時新連載。トップを飾ったのは黒木雄心先生のシュールギャグ漫画です。
 うーむ、シュールギャグというのはちょっと違うかも。彫刻のような姿をしたダビデ君は見た目のインパクトはあるけど、内面はごく普通の高校生でそのギャップを楽しむ感じの漫画です。ギャグそのものは王道だし。
 ヒロインのヴィーナスさんを彫刻とか絵画風にしなかったのはナイス判断。それでも万人に受け入れられるタイプの漫画じゃないので10週打ち切りは充分にあり得る。彫刻っぽいダビデ君は初回はインパクトあるけど、次回以降は厳しいだろうし。
 それでもここ最近のジャンプのギャグ漫画の不作っぷりは編集長でなくても頭を抱えたくなるので、私は応援します。あと小便小僧のチンコは丸出しなのに、ダビデ君のは出しちゃいけないのね。大きさはそんなに変わらないのに(こらこら)。

ONE PIECE ★★★
 干害のジャック、やはり生きていたのか。ホールデムはルフィの敵じゃないけど、10億の大物海賊はかなり手強い筈。いや、今のルフィなら勝てない相手じゃないな。激闘必至だけど楽しみでもある。
 お玉を苦しめたホールデムに怒りの一撃! うむ、少年漫画の主人公はかくあるべし。可愛い女の子を苦しめる屑には情け無用! すっきりしました。
 ホールデムの元に急ぐホーキンスの前にはローが立ち塞がる。これは面白い対決。でもルフィとジャックの戦いが始まったら中断されるかも。その場合、ローはどう動く?

鬼滅の刃 ★★★★
 なっ、半天狗まだ生きてたのか。首を落とされても死なないとは…と驚いたけど、なるほど、本体と思われた鬼も分身で、小さい本体は心臓に潜んでいたのか。病的なまでに臆病で用心深いこいつらしい。
 それでも遂に半天狗に最期の時が訪れる。走馬灯なので断片的にしか分からないけど、妓夫太郎・堕姫と違って、半天狗は人間だった頃から悪人だった。盲目を装い世話になった人から金を盗み、それを知った友人を殺し、正当な裁きを下されても自分が悪いとは一切思わなかった。「自分を悪だと気付いていない最もドス黒い悪」ってヤツですね。最後まで悪である事を貫いた、良い悪役でした。
 鬼に死をもたらす陽の光を浴びながらも生きている禰豆子。言葉も話せるようになってるし、人間に戻った……訳じゃないですよね。体が変化した? 無惨が求めている「完璧な生命」に近くなったのかも。無惨が知ったらどう思うやら。新展開は無惨から禰豆子を守る戦いになる?

銀魂 ★★★★★
 センターカラーで最終回。
 まあそうなるんじゃないかと思ってたけど、やっぱり終わらなかったよ! 残り5話で近藤とゴリラの話やってる場合じゃなかったよ! でもああいう話を描いてこそ「銀魂」であり、空知英秋という漫画家であるんだよなあ。最後まで期待に応えてくださり、ありがとうございます。
 まだ完結してないけど、一応の総評。連載が始まった頃は低空飛行で、10週打ち切りだろうなあと思っていました。でも桂や真選組が登場した頃から空知先生の筆が乗り、あっという間に人気作に。この這い上がりっぷりも伝説ですよね。14年間も続くとは思わなかったけど。
 ラストでテニプリの名曲を流すという、最後の最後まで自分らしさを貫いた「銀魂」。間違いなくジャンプの、いや日本の漫画の歴史に名を残す名作です。空知先生、ひとまずお疲れ様でした。ジャンプGIGAでの完結編、絶対に読みます。立ち読みでな!(外道)

呪術廻戦 ★★★★★
 うわー、エグい……。みんなで仲良くしている表紙絵を見た時「ああ、これはあり得ない光景なんだな。順平は真人に着いて行くのか」と思ったら、その遥か上を行きました。残酷な、でも漫画としては素晴らしいストーリーに感服。
 怪物と化した順平を救おうと宿儺に助けを求める虎杖だけど、宿儺はそれを嘲笑う。こういう主人公の体に宿る相棒みたいな存在は「NARUTO」の九喇嘛のように最終的には主人公の心強い仲間になるけど、宿儺はなりませんね。なるとしたら余程の事がなければ読者は納得しません。つまり今後が楽しみ。
 次号は巻頭カラー。読者の支持を得て、芥見先生の筆が乗っているのが分かる。漫画家が作品と一緒に成長しているのを見るのは、いつ見ても楽しい。この漫画がジャンプの新たな柱になる日も近いでしょう。

Dr.STONE ★★★
 羽京は博愛主義者というか、思ったより優しい男だった。そりゃそうですよね。司に生き返らせてもらったからと言って、みんながみんな司みたいに考えている筈が無い。本当に強い人間は心優しい人間なのです。
 司も優しさを失ってはおらず、勝てないと分かれば話し合いの余地はある。だけど司帝国のナンバー2、氷月は違う。死んだ部下の名を覚えており彼らを弔う司に対し、氷月は一切興味無し。この戦いのラスボスは司ではなく氷月になりそう。
 大樹も加わり、いよいよ司帝国への攻撃開始! 最初の20秒が全てを決めるという超・奇襲に全力を注ぎ込む千空、この賭けは成功するのか? 司がそうあっさり負けるとは思えないんだけど。

APOLLO ★★★
 金未来杯第4弾。作者は那波歩才先生。
 絵のタッチは淡白なようで、独特のセンスを感じます。話もキャラクターも悪くはない。いや、新人の読切としては合格ラインに達しているでしょう。悪い印象は受けませんでした。
 魂が新たなエネルギーになっているという世界設定は、もっと掘り下げたら面白くなりそう。だけどこういう幽霊モノは「呪術廻戦」があるので、このまま連載するのは難しいでしょう。更なる推敲を期待。

ブラッククローバー ★★★
 王城を攻撃するエルフ達。元の体の人間達が世界トップレベルの魔法騎士なだけに、戦力はヤミをして厄介だと言わせるレベル。アスタ達、早く来ーい! あ、馬鹿王は殺されちゃっても良いかも(酷い)。
 敵が強いのなら、こっちも戦力アップすればいい。そういう訳で魔法騎士団長による強力タッグが結成! ジャックとヤミ、仲悪そうに見えたけどアウトロー同士なだけあって、戦闘での息はピッタリですね。取り敢えずこの場は何とかなりそう。

僕のヒーローアカデミア ★★★
 勝ちに奢らず、反省すべき点を反省するA組も、負けても落ち込まずに再び努力するB組も良い子達だ。敵の攻撃はますます激しくなるだろうけど、ヒーロー業界は安泰ですね。
 第二セットはA・Bそれぞれの姉御キャラが登場。一佳は今回の話でファンが急増しそう。堂々と受けて立つ八百万さんも良い感じで、この2人は今後仲良くなるでしょうね。で轟君、八百万さんと何やってたの?(ニヤニヤ)
 黒い分身を操る常闇に対して、黒い物に溶け込んでそれを操る黒色支配は天敵にして宿敵。中二病同士でもあるし、この2人も戦いが終わったら仲良くなるでしょう。堕天使という単語に心を震わせた私も、まだまだ中二病患者ですな(笑)。

約束のネバーランド ★★★
 謎解きは順調に進みます。うーむ…………つまらん。金の水の謎は読者と一緒に解くタイプの謎解きではなく、答えを見るだけなんだよなあ。読者を置き去りにして謎を解かれても、少なくとも私は面白くありません。
 なのでラストの急展開にはホッとしました。レウウィスを倒してから何もかもが順調すぎて、このままハッピーエンドになっていたら読者が怒りますよ。最高のハッピーエンドを迎える為には、程よい緊張感と悲劇も必要なのです。
 敵の急襲だけどエマ達が対策をしていない筈が無い。逃げ道を作っているか、罠を張り巡らせているか。どちらにしても久しぶりに緊張感のある話になりそうで楽しみ。

アクタージュ ★★★
 カムパネルラになった男装夜凪、女性ファンが増えそうなくらいカッコいいな。私服のセンスは相変わらずだけど、そのギャップもまた彼女の魅力。
 死に向かう物語のキャラを演じるのに、役者達は死を知らない。いやいや、そんなの知ってる人の方が少ないでしょ、というツッコミは役者の世界には通じない。役者は殺人鬼とか王様など、経験していない事も演じなきゃいけないのだから。
 屋形船で繰り広げられる役者達の修羅場。アキラには覚醒フラグが立ちましたね。童貞でも、股間がダビデ君っぽいらしくても良いじゃない(それは濡れ衣だ!)。一流の役者になるまで頑張れ、アキラ。今回の話は彼の成長も描かれそう。

ぼくたちは勉強ができない ★★★★
 マッサージまで出来るとは、成幸は芸達者だなあ。着ぐるみを着たままで天然ゴッドハンドなマッサージをする成幸、とことんなまでにエロ同人誌に向いてるキャラです(笑)。
 成幸のマッサージに酔いしれるヒロイン達。桐須先生、素晴らしいヒップですねえ。理珠ちゃん、何気ない言葉が人を傷つける事もあるんですよ。文乃はもういっそ貧乳キャラとして割り切った方が良いと思う。声を我慢する小美浪先輩、完全にエロだよ! 18禁だよ!
 こういう場合、誰よりもチョロくなるうるかが冷静なツッコミ役になるとは意外。これは彼女が他のヒロイン達とは違う立場に成りつつあるからか。別れの時は刻一刻と近づいている……。

ハイキュー!! ★★★★
 「銀魂」の終了で、この漫画が「ONE PIECE」に次ぐ長期連載作になりました。気が付けばそんなに長く続いているのか……。時が経つのは早い。
 勝負が決まる最終セット前に、研磨は黒尾との出会いを思い出す。お互い引っ込み思案な子供時代、研磨は黒尾に誘われてバレーを始めた。今の研磨が、音駒があるのは黒尾のおかげですね。みんなに頼られているのも分かります。研磨が容赦なくツッコむのも愛情表現か(笑)。
 疲労が溜まり苦しくなるであろう最終セットを「ごほうびタイム」と考える選手達のメンタル、強いなあ。そしてどちらが勝っても、これで大会とはおさらば。全く勝敗が読めない『ゴミ捨て場の決戦』、勝つのはどっちだ?

ゆらぎ荘の幽奈さん ★★★
 誅魔忍だけでなく黒衣機関もコガラシに協力してくれましたか。まあ本当の敵が分かった以上、人間同士で戦う必要はありませんからね。
 そして幻もコガラシに協力してくれた。やはり幽奈のオリジナル、自分の為に他人を犠牲にできる娘ではなかったか。彼女の病気もコガラシなら治せそう(いくら何でもそこまでは…と思えないのが逆に凄い。笑)。
 とんでもなく強くなった白叡だけど、この展開でのパワーアップは負けフラグですぜ。霊装結界を纏ったコガラシはヒーローの風格を漂わせています。裸の幽奈に違和感を感じないのは、私も慣れたという事か。この戦いも次回で決着かな?

火ノ丸相撲 ★★★★
 草薙が怒ったのは、火ノ丸が小兵力士の戦い方をしたからか。そういう戦い方を否定してきた火ノ丸に彼は負けたんですからね、「何を今更…!」という気持ちになっても当然でしょう。友達の戦い方を真似されたとも思ったのかも。
 大般若を新たな鬼車で倒して、火ノ丸が勝利! この白星は大きいですよ。刃皇は火ノ丸が勝つとは思ってなかったようで、少しスッキリしました。作画と話はもちろん、最後のページにタイトルを明かすなど演出も良い話でした。そう、本当の戦いはこれからだ!

食戟のソーマ ★★★
 朝陽にさらわれたえりなが気になるけど、こちらも忘れちゃいけない学期末試験。十傑なら楽勝だろという甘い考えは通じない。むしろトップに立つ者達にこそ厳しい試練が与えられる。エリートを甘やかさない遠月の教育方針は良いと思います。
 しかし十傑に選ばれる程の面々が、このまま終わる筈が無い。むしろ創真は燃えており、その熱が他の十傑に伝わっていく。創真とタクミとアキラが料理する店って、こんなのハンデなんて簡単に覆りますよ。次回で試験は終わり、朝陽との対決スタートかな?

アリスと太陽 ★★★
 昔の携帯電話の着信メロディでオリジナル曲を作っていたとは、太陽凄いな。彼の才能に目を付けた左鳩、流石に見る目があります。大手レコード会社のプロデューサーをやっているのは伊達ではありません。
 しかしスカウトされたのは太陽だけで、アリスは「消費されるタイプのシンガー」だと断言される。現実にもそういう歌手、たくさんいますもんねえ。10年前に大ヒット曲を歌った歌手の名前、あなたはどれだけ覚えていますか?
 アリスは太陽を快く送り出そうとしている。彼女の夢は2人でグラミー賞を取る事ではなかった? 太陽の為に自分を犠牲にするなんて、アリスらしくないなあ。彼女は何を考えているのか?

総合時間事業会社代表取締役社長専属秘書 田中誠司 ★
 今期の打ち切りは免れたけど、未だ最下位。人気回復を期待されて登場したであろう最川ですが、この手のキャラとして性格は普通でインパクト無し。時岡とのやり取りも、時岡の説得も新鮮味ゼロ。駄目かな、これは。
 田中より時岡が活躍するシーンが増えたのは、主役がどちらか分からなかったからでしょう。タイトル詐欺になりつつあるけど、漫画としては悪くありません。田中は最後に大活躍するでしょうし。

ジモトがジャパン ★
 新連載の2番手は、久しぶりの巻末カラーで登場。林聖二先生によるご当地ネタを使ったギャグ漫画です。
 うーん、こういう勢い任せな展開と強引なまでのギャグ、昔のジャンプのギャグ漫画を思い出します。それにご当地ネタを絡めて独自色を出そうとしているけど、肝心のご当地ネタがイマイチ。もっとマニアックなネタを出してほしかったなあ。それとも後に取っているのか?
 絵はまだまだ未熟だけど、こういうタイプのギャグ漫画なら悪くありません。問題は肝心のギャグがイマイチな事。ジャンプの巻末を任される程の期待に応えてください。


Viewing all articles
Browse latest Browse all 2443

Trending Articles