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ジャンプ44号の感想

 次号も土曜日発売。編集部と漫画家の皆さん、本当に本当にお疲れ様です……。
 で、今から断言しますが、次号の感想はショートバージョンです。土曜日発売だと感想書く時間が無いのよ、マジで。
 
 今週から「火ノ丸相撲」のアニメが始まり、「ブラクロ」のアニメは放送2年目に突入、「僕ヒロ」のアニメは第4期が決定。ジャンプアニメの攻勢が止まりませんね。
 でも、私は全部のアニメは見ていません。だって時間が無いの。もう何年も前から言ってけど、アニメの放映本数、多すぎ。そろそろ破綻するぞ、いやもう始まってる?

火ノ丸相撲 ★★★

 狩谷、アマチュア相撲の世界大会で優勝して、国宝にまで登り詰めたのか。あの小さな体でそこまでやるとは凄いし、草薙が惜しむのも分かる。本人が割り切っているのが救いだけど、止めると決めた時は辛かっただろうなあ……。
 草薙が火ノ丸の相撲に苛立っていたのは、親友の相撲を否定されたような気がしたからか。他の力士にならともかく、自分を変えてくれた火ノ丸に否定されたのが嫌だったんだろうなあ。それで自分の相撲に集中できないとは、精神的にはまだまだ未熟。かつて火ノ丸を大苦戦させた強敵が1番成長してなかったとは、皮肉な運命です。
 草薙が立ち止まっている間に、他の力士達はどんどん前に進んでいる。火ノ丸もそうだし、大包平と大典太も気合充分。大典太は火ノ丸に負けたけど気持ちを切り替えて刃皇を押しているとは、流石はプロ。草薙も見習うべし。

鬼滅の刃 ★★★
 禰豆子が喋れるようになった事で、テンションアップした善逸。気持ちは分かるけど落ち着け。あと伊之助とのガチバトルは鬼殺隊にとって大損失になるから止めようね、マジで。、
 産屋敷の当主様、みんなの前に出られない程に病状が悪化したそうです。喜び過ぎてしまったのかなあ。あまね様は美人なので、何の問題もありませんね(こらこら)。
 炭治郎と一緒に戦う事で、他の者も強くなっている。不思議な痣は戦国の世からあったそうで、これを柱全員が出せるようになったら戦力アップは間違いなし。でも逆に言えば、柱が強くならなければならない程のピンチが待っているという事ですよね? 残る上弦の鬼はいずれも強敵。柱でさえ何人生き残れるのやら……。

ONE PIECE ★★★
 ワノ国の歪んだ教育によって、国の未来を誰よりも思っていた光月おでんとその臣下達は愚か者とされ、悪逆な政治を行っているオロチ将軍はヒーロー扱いされている。今のワノ国が平和な国、ねえ……。悪魔が築いた偽りの平和なんて、ルフィ達にぶっ壊してもらいましょう。
 錦えもん達は20年前のワノ国から来たタイムスリッパーだった! これは驚いた。光月おでんの奥方の能力でタイムスリップしたのかな? 単なる予言にしては正確すぎるし。
 菊は錦えもんの恋人みたいですね。ちっ、羨ましい(笑)。菊の片思いかもしれないけど、いずれにしても味方ではあるようで一安心。今度の戦いはハードなものになるから、戦力は1人でも欲しい。愛の力でオロチを倒せるか?

アクタージュ ★★★
 センターカラー。
 巌さんの病気、夜凪をその気にさせる為のハッタリだと疑っていたけど、夜凪に会う前から黒山に話していたのならマジですね。1人で倒れちゃってるし。無茶をする爺さんだ。
 宮沢賢治が「銀河鉄道の夜」に込めた思いと、巌の思いをシンクロさせる展開は上手いと思いました。死を受け入れた人間の覚悟と、そんな人間を理解して演じなければならない困難。この2つを夜凪はどう受け止め、クリアするのか。役者としても人間としても試練だなあ。それでも頑張れ夜凪。

約束のネバーランド ★★★★★
 ごめんなさい、先に行った2人が殺された時、心の中で喝采を上げました。ここ最近の温い展開には自分でも意外な程に不満を抱いていたようです。エマ達には悪いけど、ここまで順調過ぎましたからね。漫画の読者って本当に身勝手。
 ラートリー家は食用児達を生かしておくつもりは無い。レウウィスのようにゲームを楽しむつもりも無く、完全に殺しに来ている。同じ人間なのに、いやだからこそ人間のやり方を熟知している恐ろしい敵です。出口は塞がれ、希望は絶たれた。支援者も殺され、完全なまでの八方塞がり。ここまで追い込まれると感心しかしませんね。
 今までの温い展開がこの絶望感を産む為の布石だとしたら、やっぱりこの漫画は侮れない。エマ達はこの状況をどう切り抜けるのか、不謹慎だけどワクワクさせられます。本当に漫画の読者って屑だわ(苦笑)。

呪術廻戦 ★★★
 死亡フラグが立ちまくっている七海先生だけど、虎杖とのタッグは互いの欠点を補う理想的な組み合わせで、真人を追い込みます。真人も油断してないけど、それでも確実に追い込まれていました。戦闘の流れがスムーズで、敵も味方も強さを損なっていない。上手いなあ。
 追い込まれた真人が成長して、領域展開を会得する展開も素晴らしい。気になるのは、虎杖は改造された人間を殺したのかな? まだ彼に人を殺す程の覚悟はしていないと思うので、何らかの方法で救って、自分の戦力にしてたりして。忘れないようにしないと。

ミストの怪剖録 ★★★
 今年の金未来杯のラストを飾る、冴豆祐人先生の作品です。
 単純なミステリーでもホラーでもアクション漫画でもない、なかなかの異色作。既存のジャンルの枠に囚われず、それらの良い所を自分なりに上手く混ぜ合わせている。良い意味で不思議な印象のする漫画です。
 死体が動くという作品は数多くありますが、主人公も意思を持った死体で、しかも解剖医というのは面白い。個人的には今回の金未来杯で1番面白かったです。冴豆先生、将来有望な漫画家と見ました。その名前は覚えておきます。

僕のヒーローアカデミア ★★★
 記念すべき200話目だけど、今回はページ数少なめ。堀越先生、無理をしない程度に頑張ってください。
 小森のキノコといい、吹出のコミックといい、強力な個性を惜しげもなく出してくるなあ。彼ら全員が成長してプロになったら、敵連合でも歯が立たないでしょう。世界の未来は明るいですねえ(生徒達が成長する前に絶望的なイベントがあるだろうけど)。
 B組の作戦は成功し、八百万が孤立させられ追い込まれた。だけど轟は知っている、八百万は追い込まれてから本領発揮するのだと。何この不動の信頼っぷり。君ら夫婦ですか(笑)。強すぎるが故になかなか活躍の場を得られない八百万、次回は彼女の本領を見せてもらいましょう。

ブラッククローバー ★★★
 センターカラー。
 ヤミ団長、ゾラの事、覚えていたんですね。普通に忘れたと思ってました。あんたならやりかねないし(笑)。
 あんなにノエルを見下していた兄達が、ノエルを認めてくれた。本人もだろうけど読者も嬉しい。ノエルルートのハッピーエンドへの道が開けましたね(笑)。あとはアスタを攻略するだけ、ってそれはエルフ達に勝つより難しそうだな。それでも頑張れ、恋する女の子。

ぼくたちは勉強ができない ★★★
 成幸と理珠、そして理珠を好き過ぎる関城さんと3人でオープンキャンパスへ。関城さんの愛が更にエスカレートしているけど、友人の恋を邪魔するような人じゃないので安心して見守れます。女の子同士の友情や「ゆるゆり」程度の百合は好きだけど、ガチレズは苦手なので。
 それぞれを理珠と2人きりにしようと、空回りする成幸と関城さん。薄々分かってはいたけどこの2人、似た者同士だな。理珠が2人を好きになるのも分かります。剥れる理珠も泣き顔の理珠も可愛いなあ、もう! 私も脱いで詫びるぞ!(やめろ)

HUNTER×HUNTER ★★★
 父を殺してでも殺し合いを止めようとしたハルケンブルグですが、王の覚悟は彼の信念を遥かに上回っていた。念獣による妨害が無くても、ハルケンブルグは王を殺せなかったでしょうね。格の差が違いすぎる。実子達に殺し合いをさせる単なる暴君ではない、国民の命を第一と言い切る王、私も見くびっていました。冨樫先生、キャラ作りが上手すぎる。
 覚悟を決めて覚醒したハルケンブルグの念能力は強い。作中で説明されているように戦闘では無敵の能力ですね、これは。逆に搦手には弱いでしょうね。まだ覚醒してないけど、ツェドリーニヒの能力と相性悪そう。
 またも王子の1人が殺されたけど、スケジュールは順調に進み晩餐会へ。勿論、単なるイベントで終わる筈がありません。血の雨が降り注ぐ殺戮劇が始まるのかも。あー、もう、キャラが増えすぎて状況が難しくなっても面白いから困る!

思春期ルネサンス! ダビデ君 ★★
 エッチングという単語でエロスを想像するのは、日本の男子なら誰でも体験する事です。真実を知って打ち拉がれるオチまで含めて。この使い古されたネタを最後まで押し通した事は評価します。女子高生の間でエッチング(凹版画技法)が流行っているという異常事態についてはツッコミません。
 でも1つのネタで最後までやるのは、色々と苦しい。大半の読者は真実を知っているから、ダビデのボケを笑えず「早く気付けよ!」とツッコミを入れてしまう。ギャグ漫画としては問題ありかな。でもヴィーナスさんのエロさに免じて、私は許します(おいコラ)。

Dr.STONE ★★★★
 洞窟を制した千空達ですが、追撃の手を緩めません。これは勝負ありかなと思ったら、司と氷月が襲来! たった2人で状況を覆すとは、こいつら人間じゃありませんね(苦笑)。細かく組み上げた戦略を、個の力で引っ繰り返される。この理不尽さ、普通の人間なら絶望しますね。
 司は怪物だけど、千空だって普通の人間じゃない。それに今の彼には心強い仲間がいる。個の力の極地である司に、みんなで力を合わせて挑む千空。最終決戦に相応しい組み合わせになりました。氷月の動きが気になるけど、今は千空達の反撃に期待。

ハイキュー!! ★★★★
 黒尾と月島、諦めが悪い性格も似ているけど、プレイスタイルも良く似ている。相手のプレイが自分に重なるから、相手が頑張れば自分がやってきた事は間違ってなかったと嬉しくなる。複雑な関係だけど、これは烏野と音駒そのものに当て嵌まりますね。これぞ理想的なライバル関係。
 相手は強い。自分の力だけでは勝てない。プレッシャーもキツい。けど、だからこそ頑張れるしバレーが面白い。ツッキーもノッてきましたね。ラストの笑顔が爽やかすぎて彼らしくないけど(笑)、これもまた青春の1ページ。取ったり取られたりの激しい攻防、制するのはどっちだ?

ゆらぎ荘の幽奈さん ★★★
 やっぱり逢牙のコガラシへの愛情は男女の愛ではなく、家族としての愛でしたか。逢牙が生きていたら、コガラシがまだ孤独だったら話は違っていたのかもしれないけど、今の彼はたくさんの愛に包まれているから逢牙の出番はありませんね。ちょっと愛が多すぎる気もするけど(笑)。
 師匠は成仏したけど、幽奈が成仏する日はまだまだ先みたい。というか「幽奈は成仏した方が幸せなのか?」というこの漫画の根本的な疑問に触れてきました。コガラシと一緒にいたい幽奈は、まだ成仏したくない。だけどいずれ答えを出す日は来るでしょうね。その時がこの漫画の真のクライマックスでしょう。その時、コガラシと結ばれるのは誰?

食戟のソーマ ★★★
 えりなと本気で結婚する気の朝陽。裏の世界で頂点に立った彼は、表の世界でも王者になろうとしている。野心満々ですねえ。創真も純粋なように見えて野心を見せる時があるし、血の繋がりが無くても良く似てます。親父の教育の賜物かな?
 若手料理人の世界一を決める大会、THE BLUE。次の戦いの舞台はここですか。盛り上がりそうだけど、こんな絶妙なタイミングで裏の料理人の参加も認めたBLUEの最高責任者、怪しいなあ。朝陽と組んでいたりして。

アリスと太陽 ★★★
 太陽は勿論、アリスも2人でプロデビューする事を諦めていなかった。アリスの立ち直りがあっさりし過ぎな気がするけど、グダグダ悩むよりはこの方が彼女らしいですね。本来はもっとじっくり描くつもりだったのかもしれないけど、これはこれで悪くはないかと。
 2人で絶対に勝つと断言する太陽も良いけど、それを受けて立つ左鳩も只者ではなく面白い。それだけ持ち駒の実力に自信があるんだろうなあ。見る目が厳しい左鳩が「本物」と認める歌姫MIKAと謎の高校生作曲家。この対決がこの漫画のラストバトルかな?

総合時間(略)田中誠司 ★★
 3方に分断されての決戦。敵はいずれも曲者で、苦戦は必至。未来にもインスタならぬインスパがあるんですね、っていうツッコミは無粋か(苦笑)。
 精密なロボットである猫屋主任と、様々な発明品を使うゲンナイのコンビの敵は電気を操るラッパー。相性は最悪だけど諦めず、逆転の一撃を…叩き込めなさそうですね。むしろゼウスの本気を出させて追い込まれそう。今回のバトルは意外と良かったけど、主人公より脇役のバトルの方が面白いのは厳しいなあ。

ジモトがジャパン ★★★
 今回は静岡県をネタにしました。「ちびまる子ちゃん」が出たのは、さくらももこ先生の追悼記念かな?
 バイクに限らず精密機械のメーカーが多い静岡、サッカーネタがあっさり流されたのは残念だけど、あのバイクというか珍物体のデザインには笑うしかないでしょ。そんなバイクに乗って良いのか望月君。一台だけじゃないならOK?
 負け続けても喧嘩を吹っ掛けるマスラオは、今後もこういう役なんだろうなあ。今回は少し同情しちゃった。影の主役として今後も頑張ってください。


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