次号から新人作家達の読切が5号連続でスタート。一足早い金未来杯かな?
こうやって新人にチャンスを与えるのがジャンプの良いところ。外れる可能性が大きいけど、1人でも当たればそれで大成功だもんなあ。ローリスクハイリターン。
最強ジャンプが8月から月刊誌になるそうです。コロコロコミックとやり合う気満々ですね。月刊漫画誌の絶対王者に勝てるのか、高みの見物をさせてもらいます。
「ONE PIECE」は休載です。
アメノフル
新連載第2弾。作画のみたらし三大先生は今まで読切を多く描いているから知ってるけど、原作のたけぐし一本先生は聞いた事無い。みたらし先生と合わせたペンネーム、兄弟かな?
お菓子を生み出し、それを武器として使うお菓子使い達。主人公のツムギはペロペロキャンディー使いで、東京を半壊させたお菓子と同じ。「同じお菓子を使えるお菓子使いは(基本的に)いない」事は、序盤ぐらいで明かしても良かったかも。いや読者も疑わせたかったのかな?
絵はクセが強いけど問題無し。ストーリーも悪くなく、キャラも良い。だけどイマイチな感じが漂ってます。ペロペロキャンディーが武器にし易いお菓子で、意外性が無いからかな? どうせなら「きのこの山」にすれば面白かったのに。そして「たけのこの里」のお菓子使いと壮絶な殺し合いを(戦争を煽るな)。女の子が主役のバトル漫画は好きなので、じっくり見守ります。
呪術廻戦
日本という国としては新しい領土になる北海道が巨大な霊場になっているとは、なかなか面白い。色々と試したんだろうなあ。まさに試される大地。
死滅回游のルールを再度確認。決して無茶な内容ではなく、希望も見えるのが良いのか、それとも真の絶望の火種なのか。伏黒は何か考えているみたいなので期待しましょう。すぐに命を投げ出そうとするのが困るけど。
組谷って、以前高専を襲った呪術師か。五条の骨でハンガーラック作ろうとして、学長に倒された奴。アニメのCVが稲田徹さんで、こんな脇役にもったいないなあと思ったけど、なるほどね。
乙骨より強い秤 金次。頼もしそうだけど、割と寛容な呪術高専で停学を食らうって事はかなり厄介な奴だろうなあ。乙骨の「僕より強いよ」と言ってるのに「それはナイ」と否定する真希にニヤニヤ。噂通り、そーいう事なんですかね?
虎杖に感謝されて感激する腸相にホロッとした直後に、過酷な話をするのがこの漫画。センターマン、懐かしいなあ。売れない芸人・高羽史彦。こいつは虎杖達の敵になりそう。
僕のヒーローアカデミア
出久、流石に単独行動ではなかったか。むしろ豪華メンバーにバックアップされてて安心。負傷したとはいえホークスも戦えるようだし。トゥワイスを殺されて怒り心頭の敵連合と、バチバチやり合ってほしい。
リカバリーガールが酷使されすぎてる。でも彼女の個性でも、母が子を心配する気持ちは治せない。母に褒めてもらったのがヒーローを目指す原動力だったなんて、出久、残酷な事を言うなあ……。
Dr.STONE
石化を受け入れたゼノ。確かに彼と千空は似ているけど、決定的に違う点がある。ゼノは有能な人間しか信じてないけど、千空は全ての人間を信じている。だから皆を救いたいという欲を持っている。自分の欲を制御できるゼノは政治家にもなれるけど、欲のままに突っ走る千空は科学者にしかなれない。実に正反対で、面白い2人です。
スタンリーの悪あがきで一波乱起こるか心配したけど、彼は馬鹿じゃない。ゼノとの信頼関係が千空達の勝利に繋がるという皮肉な、だけど最高に面白い決着でした。後は誰かが石化を解除してくれるのを待つだけだけど、予想外のアクシデントがあるかも? 最近の稲垣先生、Boichi先生も驚く程にノリノリだし。
ブラッククローバー
悪魔の中でも下の下の存在だったリーベ。だけど今、彼は同じように魔力を持たないアスタと力を合わせて、最上位悪魔を圧倒している。これぞ下剋上。この漫画が最初から貫いてきたテーマですね。とことんやってくれるなあ。
全てを蹂躙してきた最上位悪魔に生まれて初めての恐怖を与え、アスタとリーベの種族を越えたコンビが快勝! 田畠先生、ずっと今回のラストシーンを描きたかったんだろうなあ。しかしこの戦いでさえ前哨戦でしかない。最終決戦、まだまだ盛り上がると確信してます。
アオのハコ
センターカラー&大増25ページ。
あー、もう何この甘酸っぱさ! ここまでド直球な青春ラブコメ、最近では逆に珍しいぞ。でも好き。いや大好き。
好きな女性(しかも年上)が同居するだけでもドキドキなのに、お風呂上がりの私服姿を見せ付けられたり、グイグイ接近してきたり、何なのこの無防備女子。押し倒されても文句言えないぞ。いや大喜でなくても押し倒しませんけどね。ここまで迫られると逆にビビってしまう、思春期の男子ってそんなもんです。
そして雛ちゃんは大喜に惚れてますね。付き合いの長い自分が大喜の事を一番良く知っていると思ってる。それは間違いではないけど、恋のレースでは完全に出遅れているのだ。その事実に気付いた時、彼女はどうするのか。
千夏への雑念が入る度、大喜は腹筋30回すると決めました。長期連載になったら腹筋が凄い事になりそう(笑)。大変だろうけど恋もバドも頑張れ男の子。
アンデッド アンラック
ファン、予想以上の外道だった。アンダーの一員という訳ではなく、強い敵を育てて倒す事が目的という生粋の、そして危険すぎるバトルジャンキー。実力だけでなくファンの心も見抜いてボロボロにするとは、とんでもなく厄介な敵です。
世界を滅ぼすラグナロクも、ファンにとってはゲームの場でしかない。こんな奴を生かしておく理由はありませんね。シェンに倒してほしいけど、アンディがボコボコにした後で止めを刺させてもOKっすよ。アンディがシェンを戦友と認めた事に萌えた。
高校生家族
心は高校生だけど肉体は45歳のおっさん。若者の部活動に着いて行くだけでも厳しいだろうに……とハラハラしてみてたけど、一郎タフだなあ。若い頃から鍛えていただけはある。会社勤めしつつトレーニングしてたと言われても納得するレベル。
そのタフさと情熱を見込まれ、遂に練習試合に出してもらえる事に。相手校とのちょっとした因縁といい、普通のスポーツものになってますね。仲間先生の事だから、次回で良いオチを用意していると期待。
マッシュル
センターカラー。
いくらマッシュでも音は殴れない。音を武器とするマカロンとは相性最悪だけど、それを知恵と圧倒的なパワーで乗り越えるのがマッシュ。首だけ残して埋まったマカロンの絵には笑ってしまった。甲本先生、こういうシュールな展開が上手いっすね。
音よりも速く地面を掘り、埋まったマカロンに容赦ない顔面キック。更にマウントポジションからのタコ殴り。悪事をしていない相手にここまでやるとはマッシュらしくないけど、それは本能的にマカロンを怖れていたから。いよいよ実力を発揮したマカロン、音の魔法で変身できるのか。応用力高いな。細身の美形キャラになるのか、それとも…?
ウィッチウォッチ
コミュ能力が高いカンちゃんと、興味が沸かなければ他人に一切干渉しないモイちゃん。性格が正反対過ぎて、何も起きなければ一生交わらなかったでしょうね。ニコが気にするのも仕方ないかと。
ニコの魔法でカンシに興味を持ったモリヒト。ムラムラするってBL路線に入るの?と心配したら、何ともシュールなオチに。でも、これぞ篠原作品。肩を掴まれた先頭の犬は「何これ? 俺、このまま歩いていいの?」と戸惑っただろうなあ。カンシとモリヒトの決闘はどっちが勝ったんだろう?
SAKAMOTO DAYS
今回で終わると思ったけど、ラボ編としてしばらく続くみたいですね。シンの過去を徹底的に掘り下げるのかな?
お馬鹿キャラばかりと思われたラボですが、なかなか優秀な奴もいました。セバちゃん、なかなか強いな。透明人間は使い古されたネタだけど、鈴木先生が透明人間の表現に拘っただけあって面白いキャラですね。
シンがいた頃のラボは変人ばかりだったけど、人さらいをするような物騒な組織ではなかった。これは黒幕がいますね。ラボを潰してルーを助けるという単純な話ではなく、セバちゃん達と力を合わせて黒幕と闘う展開もあるかも。
逃げ上手の若君
センターカラー。
市河助房の聴力、人間レベルを超えてますね。現代より闇が深かった鎌倉時代なら盗賊は逃げ易いという常識を、見事に引っ繰り返してくれました。これは漫画だけど現実の鎌倉武士も割とチートだから困る。
助房と貞宗のタンデム、鎌倉時代のおっさんずラブになりそうで焦った(笑)。タメ口は多分親愛の情だから許してあげて。見た目はギャグだけどこの2人のコンビプレイは最高の組み合わせ。抜群の聴力に弓の達人が加われば、そりゃ強力ですよ。しかし玄蕃が時行にデレ始めたので希望はある。裏切りが当然だった時代で誰も裏切らなかった時行、こういう人物が天下を取れない非情な現実。せめて漫画の中では……。
夜桜さんちの大作戦
他人の命だけでなく自分の命にも無頓着な皮下。それもその筈、彼は戦前から100年以上生きてきた怪物だった。葉桜ではなく夜桜を宿しており、出来ない筈の夜桜の力の研究を行っている。夜桜家の誰かが軍に、皮下に協力したのか? 彼にも悲しい過去がありそう。
夜桜の力は全ての人を超人にする。それは平等な力だけど、大半の人間は超人になれずに死ぬ。再生した怪物を仲間と言い切る壊れっぷりといい、皮下は絶対に止めなければ。今までは身内の邪魔者だった凶一郎が、今回は本当に頼もしい。太陽との最強義兄弟コンビプレイは、ずっと見たかった場面が見れて満足。太陽よ、ラスボス退治は任せたぞ!
僕とロボコ
ボンド、円ちゅわんと初デート。好きな女子と2人きりのお出かけ。これにドギマギしない男児などいないのでボンドの動揺っぷりには同情します。それでも少し落ち着けとツッコミたくなるけど。
今回のロボコの助言は的確でした。的確過ぎて別人かと疑うぐらい(笑)。デートの邪魔もせず見守るだけだったし、本当に大事な時は出しゃばったりしないんだよなあ。進化系スウェットとか鉄板セットアップは私も知らないけど、多分それで正解。
ボンドが意識し過ぎて空回りしているのでは?と思ったら、円ちゅわんもドキドキしてたというオチに感動。「アオのハコ」に合わせてのラブコメかよコノヤロー!
破壊神マグちゃん
学年が上がれば教師も変わる。閼伽村先生、「閼」という文字がなかなか見つからず書くのに手間取りました(笑)。
怪しすぎる名前の先生、あかむら、ああかむ、アーカム……クトゥルフか!とすぐに分かった私、気付かないうちにクトゥルフ神話にかなり毒されていました。だってしゃーない、あの神話をモチーフにした漫画やゲームが多すぎるんだよ!
ミュスカー率いる混沌教団の一員だった先生、神への舞いでマグちゃんを引き入れようとしたけど失敗。腰は大切にね。まあ私でも中年男性の上手い舞いより、女学生の下手な舞いを選びます。正体がバレても教師の仕事は続ける真面目さに笑。
灼熱のニライカナイ
南風原を助ける為にやっていた事が、いつしか狂っていった。いや、元々狂っていたのか。かつての友も、今の家族も顧みず研究を続ける室伏。冷酷な人体実験も行い、悪魔のカリスマと化してしまった。彼を狂わせたのは贖罪の気持ちか、歪んだ愛と友情か。
いずれにしても南風原、いやオルフェウスは室伏を止めなければならない。過去に拘り続けている室伏を、かつての宣言通り移植された右腕で殴るシーンはスカッとしました。陸も海も守る刑事オルフェウス、最近出番が少なかった分、大活躍してもらいましょう。
名犬ベス
今号のショート・フロンティアはカワサキ先生の作品。簡素な絵柄で描かれた、少し異色な漫画です。
こういう絵の漫画、一昔前によく見ました。ジャンプやマガジンなどのメジャー誌ではなく、今は廃刊になったディープな月間漫画誌に載ってた作品。新人の作品なのに、オチも含めて懐かしく感じました。このセンスは磨けば光そう。
あやかしトライアングル
食欲や性欲だけでなく、睡眠欲も強いすず。ここまで欲望の塊なヒロインも珍しいですね。ベッドに横たわる瞬間の心地よさは何となく分かります。矢吹先生の実体験っぽいな。
寝ている女子のへそに(道具を通じての)キス。しかも女子が。あまりにもマニアックなプレイで、シロガネでなくても困惑します。こういうシチュエーションを考える矢吹先生の頭の中はどうなっているんだ。いいぞもっとやれ(笑)。
目が覚めたすず、夢だと勘違いして再び眠るかと思いきや、寝たフリしてオッケーカモン好きにして、って積極的すぎるぞオイ! この漫画が18禁漫画でない事を1番残念がっているのは、すずかも。
アイテルシー
左近の幼馴染の年上女性刑事、上木ほむら登場。左近に惚れてる彼女、捜査i課に加わりそうですね。それまで連載が続けばだけど。
次の相手は怪盗マー。絵画を盗むだけでなく、人類の宝である貴重な絵を台無しにして返却するという、美術家でなくても怒りたくなる泥棒です。現実でモナ・リザを台無しにしたら、ほぼ全ての人類から軽蔑されるでしょうね。
正体不明の怪盗を追うのかと思ったら、いきなり本人登場! しかも女性! そして相生は女性にも惚れる! プレゼントは爆弾!と怒涛の展開。打ち切りを回避する為なのか、読者を圧倒しようとしてますね。問題はこの漫画をどれだけの人が読んでいるかですが。私は最後まで読みます。
クーロンズ・ボール・パレード
一気に最後尾に。良かった、初回から「つまらない」と言ってきた私の感性は鈍ってなかった。でも最近の話はそんなに悪くないんだよなあ。何とも皮肉な事で。
椿は個人の能力は高いけど、野球は団体競技。最高のプレイを求めるあまり他人と協調できず、やろうとしたら萎縮して自分のプレイが疎かになる。なるほど、確かにこれはショート失格ですね。椿に投手としての才能があるかは分かりませんが、投手への転向を進めた監督は間違ってません。
椿の考え方を正すのではなく、椿に選手達を指揮させて強制的にレベルを上げるのか。これはかなり難易度が高いけど、椿が生きるハイレベルな野球をやらなくては勝てないでしょう。あまり上手くない選手達が椿の指揮でどう変わる?
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ジャンプ20号の感想
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