前節、永遠のライバルとも言えるマリノスに、あまりにも悔しい形で逆転負けしたヴェルディ。この一週間、悔しさでずっとイライラしてました。
このイライラを晴らすには勝つしかない。そう意気込んで、次なる相手・浦和レッズの本拠地である埼玉スタジアム2◯◯2に乗り込みました。
スタジアムの最寄り駅である浦和美園駅は、都内からなら東京メトロから埼玉高速鉄道が繋がっているので、かなり楽に行けます。
駅からの長い道はレッズ一色。代表戦では何度か来ましたが、レッズの試合会場としては初めてなので新鮮な気分。
試合開始は16時。私は11時半ぐらいに来たのですが、既に大勢の両チームのサポが居ました。
レッズはこの試合がホーム開幕戦。ヴェルディも初のアウェイ戦かつ割と近いし、何より相手は名門レッズ。そして私みたいに前節の悔しさを晴らしたいという人も多かったのでしょう。
取り敢えずはレッズのスタグルを堪能。ビフテキ丼も焼き鳥も、クルミ入りの生地を使ったクレープも美味しかったです。
13時半にスタジアムに入場。中も代表戦とは違い、レッズ一色。
でもヴェルディだって負けてはいない。スタジアムの一角だけですが、大勢のヴェルディサポが緑に染め上げました。
選手紹介時に簡単な解説を付けているのは良いですね。初めて見る人も興味が持てます。
試合前の浦和サポによるコレオ。優勝シャーレと「GRAB THE TOP」(頂点をつかめ)のメッセージでスタジアムを染め上げました。敵ながら素晴らしい。
この日の観客数は50,863人。レッズは大人気チームですが、それでも開幕戦で5万人以上来たのは久々だそうです。今年のレッズへの期待の高さからだろうけど、ヴェルディが相手だってのもあったのかな。だとしたら少し嬉しい。
ここからは試合の感想を。
今年の浦和レッズは事前の評価が高かった。元々代表クラスの選手を揃えている上、清水からチアゴ・サンタナを獲得したり、現役のスウェーデン代表サミュエル・グスタフソン、元ヴェルディの中島翔哉が加入したりと補強は万全。前節は広島に敗れたけど、選手の質はヴェルディを上回っていると思われました。
加えてヴェルディは宮原に続いて、稲見も欠場。噂では軽い怪我をしたらしい。ああ、もう……と頭を抱えました。
ですがヴェルディの選手達は成長していた。強敵と互角に渡り合い、前半42分にコーナーキックからの混戦を木村勇大が決めて先制! 後半もレッズの攻撃を凌ぐどころか、相手の陣地でプレイする場面が多くてワクワクしました。
が、後半29分に森田晃樹が下がった辺りから風向きが変わります。レッズの猛攻に押されまくり、マリノス戦と同じく防戦一方な展開に。
後半39分、河村慶人と山田剛綺を投入。これまたマリノス戦と同じ交代パターンで、嫌な予感がしました。
そしてその嫌な予感は的中。後半44分、山越康平がペナルティエリア内で相手選手を倒してしまい、PKを献上。これを確実に決められて、またも試合終了直前に追いつかれてしましました……。
流石にこの展開には「何やってんだよ! 学習能力無いのかよ!」と野次を飛ばしました。だって昇格POを含めたら、3試合連続でPK献上ですよ。運が悪かったのもあるけど、マリノス戦と同じミスをしたのには頭が痛くなります。それまで必死に頑張ってきたのに、あと数分我慢出来ないのか。気力も体力も落ちているのは分かるけど、だったら交代選手達が頑張れよと不満タラタラ。
それでも以降は守備を踏ん張り、何とか1-1のドローに持ち込みました。今年初の勝ち点ゲットです。同じ昇格組の磐田と町田が勝っているから、勝ちたかったんですけどねえ……。
試合終了後、ヴェルディサポは「俺達は勝利のため、この歌を歌う!」と応援チャントを熱唱。文句はあるけど、終わった試合の事はもうどうにもならない。それよりも未来に目を向けよう。
と前向きになっても、このまま勝てないと、かつての徳島や横浜FCみたいにズルズル落ちる。次は絶対に勝たないといけません。
次節は土曜アウェイでのセレッソ大阪戦。またまた手強い相手だけど、今度こそ勝つ。PK献上記録も止めて、アウェイ無敗記録は更新する。頑張れ、東京ヴェルディ!
去年、山形で活躍したチアゴ・アウベス獲得の噂が。彼、山形を離れてプラジルのチームに移籍したのだけど、監督が交代して2ヶ月で契約解除されてしまい、現在はフリーだそうです。
でも獲得しても、移籍上のルールでしばらく試合には出られないらしい。取るのなら山形を離れた時に獲得してほしかった。強化部、ちょっと不手際?