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Channel: 決闘王F.Kのブログ
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3月25日のアニメ感想

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THE UNLIMITED 兵部京介
 最終回。
 早乙女の目的はユウギリにニューヨークの新市長を殺させる事によって、エスパーへの規制を強化させて反乱を事前に防ぐというものでした。破滅の未来を防ぐ為とはいえ、目的の為に手段を選ばないやり方はパンドラ以下です。それに気付かない早乙女は哀れですなあ。悪役の宿命とはいえ寂しい男です。
 BABELの協力を得てアンディが走り、間一髪で間に合いました。しかし強化されたユウギリの能力はニューヨーク全土を闇に包み込む。闇の中で自分自身と、かつての仲間と戦う羽目になった兵部。非情なようで甘い彼にとっては最も有効な攻撃です。そこが兵部の魅力でもあるのですが。
 限界を越えた兵部が見たユウギリの過去。能力の暴走で研究所を壊滅させた彼女は、兵部と出会うまでずっと世界を彷徨っていた。その孤独を自分の中に受け入れた兵部の能力は暴走してしまう。兵部を救う為に進むアンディとユウギリ。兵部の作る未来を見たいというアンディの思いが奇跡を起こした。見事に死亡フラグを打ち消しましたね。アンディもユウギリも、アニメオリジナルキャラには勿体ないくらいオイシイ役どころでした。
 Cパートでは早乙女との決着がつけられました。死を望む早乙女に対し、兵部は彼を殺さず全ての記憶を消し去りました。そしてアンディもパンドラを去る。兵部にとっては早乙女は過去との、アンディは未来への別れか。ユウギリは兵部達と一緒だけど原作には出てませんよね。いずれ登場するのかな?
 総評。「絶対可憐チルドレン」の番外編という形で作られたこのアニメ。正直あまり期待していなかったのですが、予想以上に高いクオリティと原作のリスペクト精神が感じられた、絶チルファンからほぼ確実に満足できる作品でした。この作品が切っ掛けになって、本編の再アニメ化が実現するといいんですけど。


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