12月28日のアニメ感想

リトルバスターズ! Refrain
　最終回。
　理樹のナルコレプシーは両親の死という何かを失う事への恐怖から生まれていた病気だった。極めて精神的なものなので、理樹が成長した今なら乗り越えられる病気です。強くなった鈴と共に新しく生まれようとする理樹の勇姿は頼もしい。ちょっと面長にも感じたけど。
　身を挺してバスの爆発を防いでいた恭介。あの体で、よくあんなに動けたものだ……。さすがは恭介と言うべきか。彼が頑張ってくれなかったらバスはとっくの昔に爆発していたし、そもそもこの物語も始まらなかった。恭介の功績は大きすぎます。
　しかし作中でも言われているけど、あれだけの大事故で死者というのは、幾らなんでもご都合主義過ぎるのでは。いや、ハッピーエンドを迎える為には死者を出す訳にはいかないし、死亡フラグが立ちまくっていた恭介を殺したらハッピーエンドにならないから生かすしかないのも分かっているし、みんな生きていて嬉しいのも事実。でも微妙に納得できない気もするんですよねえ。この点は悪い意味で恭介の存在感が大き過ぎたのかも。
　それでも恭介の帰還には理樹達と同じように喜んでしまったし、第一期のOP曲で締める終わり方もグッドとしか言えません。3クール分見続けてきたキャラ達ですから愛着も沸きます。リトルバスターズよ永遠なれ。
　総評。名作と名高いゲームのアニメ完結編。ゲーム未プレイなのでどんな展開になるのか期待半分不安半分で見続けましたが、見事に期待に応えてくれました。
　シナリオの優秀さもさる事ながら、声優の名演技や音楽の使い方なども素晴らしかった。原作ゲームの雰囲気を感じさせつつ、アニメならではの良さも感じられる、いいアニメでした。更なる続編もあるそうで、2014年もリトバスは突っ走る!