ソードアート・オンラインII
キリトがユイの為に作っていた視聴覚双方向通信プローブで、登校できるようになったユウキ。夢が叶いましたね。この展開は予想通りですが、アスナの肩に乗ったブローブはペットみたいで可愛いですね。この奇妙な来客を暖かく受け入れる先生や生徒達は、みんないい人だなあ。アスナの母が言うような人生の落ちこぼれなんて、ここには1人もいません。
学校の後は、かつてユウキが住んでいた家へ。住む人がいなくなったので完全に寂れていますが、たった1年でもユウキにとっては思い出の場所。取り壊される予定の家を守るには、ユウキが結婚すればいいと大胆発言。アスナとの結婚は夢溢れる提案だけど(笑)、女の子同士じゃ結婚できません。残念?
母親の愛に包まれていたユウキと、母と心が通わないアスナ。見事なまでに正反対な親子関係ですが、ユウキだって昔は「みんなに嫌われないよう、いい子を演じているんじゃないか?」と悩んでいた。しかしそれでもいいと思い切った事で、ユウキは強くなった。真剣な気持ちを伝えようとして話せば、相手はちゃんと聞いてくれるとユウキは信じている。そうじゃない馬鹿な人間も多いけど、アスナの母は決して馬鹿な人じゃない。それはアスナが一番良く知っているから、話し合う勇気を持てたのでしょう。
自分が愛する世界で母を説得するアスナ。初めてのバーチャルワールドに戸惑うお母さん、ちょっと可愛く見えます。現実より美人だし。深々と降り積もる雪に覆われた杉林。そこはアスナにとっても、母にとっても思い出の場所でした。疲れた母が帰る場所を守る為に、宮城の実家に留まっていた祖父。そんな祖父の姿を思い出したアスナは、疲れた人を支えられる人になるという夢を抱きました。そしてアスナの母は夢を持った子供を止める程、馬鹿な親ではなかった。流した涙はバーチャルでも、彼女の心が泣いたのは真実。これからは厳しくも優しい母親であってください。
転校の予定を取り消してもらい、アスナは笑顔で学校に向かいます。これでアスナの問題は解決しましたが、物語はまだ続く。次回でマザーズ・ロザリオ編は完結するみたいですね。このタイトルの意味が明かされるんだろうけど、絶対に悲しい話になるんだろうなあ……。見る前にハンカチを用意しておきます。
Fate/stay night [Unlimited Blade Works]
凛とアーチャーの関係に亀裂が入り始めました。士郎との同盟を守ろうとする凛に対して、アーチャーは彼女の甘さを指摘し、どうせ組むならキャスターと組むべきだと考えています。アーチャーの士郎嫌いは筋金入りだけど、作戦としては悪くない、むしろそっちの方がいいんですよね。でも、凛は絶対にキャスターとは組まないし、士郎を裏切るような事もしない。魔術師の誇りと乙女心、この2つが重なった複雑な心境までは、さすがのアーチャーも読み切れないようです。仕方ないか、生前もかなりの朴念仁だったし(笑)。
一成から葛木先生が柳洞寺に住んでいる事を聞かされた凛は、彼がキャスターのマスターかどうか知る為、罠を仕掛ける。しかしキャスター達も罠を仕掛けていた。誘い出された形になった士郎と凛ですが、ここまでは計算の内。計算外だったのは、葛木がセイバーをも退ける程に強かった事。この展開には、原作ゲームをプレイした時は本当に驚かされました。セイバー編でセイバーの強さを見せ付けられた後で、魔術師ではない普通の人間にセイバーが負けるようにするなんて、衝撃的にも程がある。二周目プレイであるUBW編ならではの構成ですが、見事でした。
寡黙だけど礼儀正しく、一成からは兄のように慕われている葛木。しかし彼の素顔は、他人の命などどうでもいいと考える「朽ち果てた殺人鬼」でした。自分でも言っていますが、葛木は魔術師ではありません。少しネタバレになりますが、彼は偶然キャスターと出会い、以前のマスターを殺した彼女の新たなマスターになったのです。この偶然出会ったマスターが、サーヴァントをも退ける独特の武術の使い手である事は、キャスターにとっては大ラッキーでした。それ以外の点でもキャスターにはラッキーだったんですけどね。この2人の新婚夫婦っぷり、結構好きです。
葛木に追い詰められた士郎は、アーチャーが使っていた双剣、干将・莫邪を投影する。助けてもらった凛が怒っていますが、これは士郎の魔法がデタラメである事に気付き始めたからです。この時の士郎は、魔術の常識では考えられない事をやろうとしていたんですよ。詳しくはいずれ凛が説明するでしょう。大器の片鱗を見せ始めた士郎、第1クールの内に自分の魔術の正体に気付くかな?
相変わらず音と動きが素晴らしい、ハイクオリティな戦闘シーンの後は、薄暗い地下での慎二とギルガメッシュの語らい。Zeroの頃のギルなら慎二が肩に触れる事なんて許さない、いや、触れる前に殺していたかもしれません。しかし聖杯の泥に汚染されたギルは、以前の傲慢ではあるけれど誇り高き王ではない。大量殺人さえ厭わない、危険極まりない存在になっています。その危うさに気付かず浮かれている慎二、だからワカメ頭って言われるんだよ。この2人、原作より早く動き出しそう。
クロスアンジュ 天使と竜の輪舞
ジュリオは近衛長官リィザの操り人形では?と疑っていましたが、まさかチャイルドプレイの相手をしてもらっていたとは……。何て羨ましい、いや情けない男なんだ。母親がアンジュばかり構うから殺そうとしていたなど、小物っぷりを見せ付けたジュリオに対して、リィザはその正体を表して存在感を大幅にアップしました。ドラゴンのような羽と尻尾を持っているので、ドラゴンと関係があるのは間違いないでしょう。人間に化けたドラゴンなのか、ドラゴンの力を持って生まれた人間なのか。いずれにしても彼女は真の敵の尖兵でしょうね。リィザに襲われたからとはいえ、華麗なまでに掌返ししたシルヴィアの運命や如何に?
一度はアンジュの事を認めたサリアでしたが、脱走事件でまたアンジュに苛立つようになってしまった。それは脱走だけが原因ではなく、アンジュがサリアにとって大切な機体であるヴィルキスのパイロットだから。ジルを尊敬しているサリアにとって、ジルが乗りこなせなかったヴィルキスに乗る事は夢であり、目標であり、ジルへの愛情の証だった。しかし彼女はヴィルキスに選ばれず、ジルの心もアンジュに向けられたと思っている。嫉妬と苛立ち、どちらも人を暴走させるには充分な感情です。サリアの死亡フラグが立ち、今回でお別れなのかと心配しました。
基地を襲ったドラゴン軍団。それを率いるのは、謎のパラメイル焔龍號。島半分を消し飛ばす程の破壊兵器を持つ強敵ですが、その姿はヴィルキスと良く似ており、両機に関係があるのは明らかです。ヴィルキスと同じ人物に作られたと考えるべきでしょうね。
焔龍號を操るのは、OPでアンジュと戦っていた黒髪の少女サラ。アンジュとは前世、いや幾多もの平行世界で戦ったり、戦友になったり、レズったりした関係みたいです。今後の展開の鍵を握るサラの担当声優は堀江由衣さん。この配役には凄く納得。田村ゆかりさんがヒルダ役でもう出ている以上、水樹奈々さんのライバルが務まるのは彼女しかいませんよね。歌が上手い女性声優はたくさんいるけど、この三強の座は当分揺るがないでしょう。
ギャグを交えつつも怒涛の展開を連続させて視聴者を飽きさせない、そんな話作りは素晴らしかったのですが、作画が所々で残念な事になっていました。スケジュールがキツいとは聞いてたけど、本格的にヤバくなってきたみたいですね。厳しいだろうけど話は盛り上がってきたので、作画もここから盛り返してください。
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12月13日のアニメ感想
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