弱虫ペダル GRANDE ROAD
呉南が完全に脱落し、総北と箱学は全メンバーが合流。そしてトップグループになった事で両校の協調は終了。レースはここからが本番であり、そして最後の大勝負が始まります。長かった3日間の戦いも、もうすぐ終わるのかと思うと寂しくなります。
チーム制の自転車レースは人数が多い方が有利。総北と箱学は6人揃っているのに対して、京伏は御堂筋と石垣のみ。いくら御堂筋が化け物でもこれは不利すぎる。御堂筋もこうなると分かっていたから、待宮と手を組む気になったのでしょう。しかし待宮が来なくても御堂筋はまったく動じない。過酷なインターハイの最終日、6人全員でゴールするチームなんて存在しない。必ず誰かが落ちるから、その時まで息を潜めて待てばいい。昨日の夜、レースを辞めると言ってた奴とは思えないくらい冷静で不気味です。この冷静さこそ、御堂筋の最大の武器なんだよなあ。怖い怖い。
そして御堂筋の言うとおり、脱落者が出ました。待宮とのマッチレースを制し、ここまで坂道と真波を引っ張ってきた荒北でしたが、遂に力尽きました……。そりゃあそうだよなあ。坂道みたいな体力値無限っぽい奴ばかりじゃない。あれだけのレースをしてここまで走れただけでも奇跡に近いのだから。
1人置いて行かれた荒北ですが、その表情に悲しみは無い。後ろを振り返らない福富に、自分の事を褒めてほしいと願うのみ。大丈夫、その願いはちゃんと叶っていますよ。無口な福富と口の悪い荒北、普通なら決して交わらない2人が自転車を通じて掛け替えの無い友になった。男の友情だなあ。このラストシーンで私は荒北に惚れました(変な意味じゃないぞ)。彼は大学に進学し、意外な人物とチームメイトになるのですが、大学での荒北の活躍をじっくり見せてほしいのは私だけじゃない筈。渡辺先生、番外編でいいから描いてくれませんか?
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