Quantcast
Channel: 決闘王F.Kのブログ
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2443

11号の感想

$
0
0

 岸本先生直筆による「NARUTO」の両面ポスターが付録になっています。
 フルカラーの表も良いけど、墨のみで描かれた裏面が素晴らしい。岸本先生の画力の高さはこのポスターだけで証明できます。

 東京ワンピースタワーで行われる「サンジの俺様レストラン」で食べ放題の海賊バイキングが楽しめるそうです。
 大人2,000円というのは東京の食べ放題としては高くない、むしろこういう企画ものでは安い。しかしタワーへの入場券と合わせたら5,000円か。気軽には行けないなあ。ううむ。

 前号の予告通り「ONE PIECE」は休載です。

カガミガミ ★★★
 新連載第一弾。「みえるひと」「PSYREN」の岩代俊明先生が、昨年28号に掲載された読切「式神トワイライトデイズ」を連載化して帰って来ました。先生、本当にお帰りなさい。
 読切版は良くも悪くも平均的な作品で、作画は良かったけどストーリーは盛り上がらなかったので低評価を下しました。連載を意識し過ぎていたからなのか、岩代先生は安全策を取ったのでしょうね。
 しかし連載が決まって本領発揮。いきなり100年後で人類滅亡?と思わせて、凄惨な事件を見せた後にヒロインと主人公が登場。ダメ人間の一歩手前だけど正義感は強くて結果的には活躍したヒロインと、普段は大人しいけど式神と合体して二段変身するという特徴を見せた主人公。手堅くもオリジナリティを感じさせる第1話で、連載経験者としての力量を見せられました。
 主人公とヒロインの関係がおねショタっぽいのは個人的に好みなので(笑)、このまま続けてほしいですね。ここ最近のジャンプ新連載陣は即打ち切りばかりなので、岩代先生にはベテランとして頑張ってほしいです。

暗殺教室 ★★★★
 負けを受け入れるくらいなら死を選ぶ。浅野理事長とはそういう人です。地球が滅亡しても彼の教育論では理想の結末になる。本当に極端というか、面白い考え方をする人です。強敵感は薄れたけれど、キャラクターの根幹は最後までブレませんでした。息子とのコミュニケーションが裁判の話というのも、実に彼らしい。それに付き合える息子も息子だけど(笑)。
 正反対なようで実は似た者同士。殺せんせーと理事長の関係は、もう一人の自分との戦いでもあった。テストの結果では殺せんせーが勝ったけど、それは理事長のかつての教育論の勝利でもある。互いを認め合っての決着は実に清々しい。この戦いがこんな形で終わるとは意外でしたが、いい決着でした。
 これで校内の問題は一段落し、いよいよ殺せんせーへの暗殺も本格化するのかな? まだシロとの決着が残っているけど、作中の残り時間も少ないし今年中に連載終わりそう。どんな結末になるのか、今から楽しみ。

ハイキュー!! ★★★★
 熱戦は更にヒートアップ。烏野も青城も全ての選手が死力を尽くして、攻防を繰り広げる。一瞬の油断も許されないこの状況でスーパーサーブを決めた及川、観客が言うとおりバケモノですね。これだけの選手がいるのに全国に行けないなんて、宮城のバレーのレベルは本当に高すぎる。
 しかしこのバケモノを相手にしても、烏野はまったく怯まない。むしろ更に闘志を燃やす。台詞を少なくして絵で見せる、マッチポイントを迎えた攻防の迫力が伝わります。古館先生、本当に上手くなったなあ。
 点差は1点だけど、その1点が非常に重い。追い詰められた烏野はここで西谷がアウトして日向が入り、月島が菅原とチェンジ。守備力を落としても点を取りに来ましたか。この賭けが吉と出るか凶と出るか。先の展開を予想すれば烏野が勝つとは思うんだけど、この漫画は油断できないからなあ。そこが面白いんだけど。

僕のヒーローアカデミア ★★★★
 センターカラー。
 「俺は今…すこぶる冷静だ……!!!」と言い切る爆豪。すいません、全然まったく信じられません(笑)。ヒーローよりヴィランっぽい事、本人も気付いており気にしていたのかな。昔は私もそう思っていました、ごめんなさい。物間の策に嵌っていいところが無い爆豪だけど、このまま終わるような男じゃないでしょう。彼のヒーローらしい反撃に期待。ええ、「ヒーローらしい」反撃にね(苦笑)。
 強力なメンバーを揃えた轟チームを相手に、ギリギリまで持ち堪えた出久。飯田の超加速が無ければ逃げ切れていたでしょうね。あと少しというところで作戦が失敗しても、出久は落ち込まず攻撃に出る。人々の、仲間達の思いを背負って戦う者こそ真のヒーロー。遂に大観衆の前でワン・フォー・オールを使いますか。これで勝てたらオールマイトの後継者として、一気に注目されるでしょう。しかし轟も簡単には倒されない筈。次代のトップヒーロー候補対決、果たしてその勝敗は?

銀魂 ★★★★
 将軍をぶっ飛ばした銀時は、当然の如く捕まってしまった。読者もスッキリしたけど、これで捕まらなかったら佐々木が後で喜々に叱られますからね。無謀なヒーローを認める程、佐々木は寛大ではない。戦隊の交代劇を使っての変化に対する慣れの話は秀逸でしたけどね。バイオマンもチェンジマンも面白かったなあ。来週最終回のトッキュウジャーも良かったし、シュリケンジャーにも期待しています。
 市民を守る警察というヒーローが敵になってしまい、この世界からヒーローはいなくなってしまった。否、ヒーローはここにいる。女装しているけど。あまりにも似合いすぎていて、変装を解くまで桂だと気付きませんでした。オカマとしての下積みをこんな盛り上がり方に使うとは、空知先生はやってくれますねえ。立場が同じなら親友になれたと思う桂と近藤、この2人にギャグではなく本当の共闘をさせてくれるとは。高杉との戦いでは出番が無かったけど、ここから大活躍するみたいですね。頑張れ桂!
 そしてこちらの2人も目が離せない。沖田に活を入れに来た神楽、まるでダメ亭主を蹴り飛ばす古女房みたいな励まし方ですね。だが、それがいい。そよ姫の為にも、神威との決着の為にも、そして近藤の為にも沖田には奮闘してもらわないと。頼もしすぎるドSと共に真選組も再び集結。暗すぎる夜明け前から明るい夜明けへ、さあ反撃開始だ。

食戟のソーマ ★★★
 秋の選抜が終わり、騒がしくも平和な日常が戻りました。肉魅も極星寮にすっかり馴染んでいますね。恵とも仲良くなっているし、もう引っ越してくればいいのに。創真も黒木場・葉山といい友人になれそう。潤と葉山はもうほとんど夫婦だなあ(笑)。もう結婚すればいいのに。
 新たな試練は実際の料理店を手伝う実地研修(スタジエール)。創真はヒロインの誰かと、もしくは最近出番が無いタクミと組むかと思ったのですが、まさかの秘書子とは。えりなが来るかと思ったけど、さすがに十傑を参加させる訳にはいかないか。あまりにも高すぎる立場が彼女のヒロイン力を落としている気がします。そして秘書子はまさかのヒロイン候補に。主人とその敵との間で乙女心が揺れ動く展開になるかも(何その少女漫画。笑)。
 創真と秘書子が派遣された店は、客は来ているけど従業員が少なくて、もしくは主人の料理を作るスピードが遅くて苦しんでいるみたいですね。美味しい料理を作るだけでは解決しない問題みたいで、創真と秘書子の異色コンビがどう解決するのか楽しみ。

火ノ丸相撲 ★★★
 いくら何でも中学生には負けない、というか負けられないと気合を入れて挑んだ佑真達でしたが、しっかりと対策を練ってきた桐仁の指導を受けた中学生に弱点を突かれて完敗。國崎が言ったように知略で部を支えるかと思ったけど、真の強豪には弱点など無い、弱点を伸びしろとして活かすべきだという桐仁の考え方は頼もしい。1年生とはいえここまでしっかりした考えを示されたら、信頼するしかありませんね。桐仁はもちろん、彼の考えを素直に認めた佑真達も大したものです。
 しかしまだ桐仁の指導は終わっていない。火ノ丸にもまだ伸びしろがあるそうですが、果たしてそれは何なのか。小兵の力士としては力も技もスピードもあるように見える火ノ丸だけど、桐仁からはどう見えるのか。これが最初で最後の対戦になりそうな火ノ丸vs桐仁、勝敗以上にその内容に注目しましょう。

トリコ ★★★
 猿武の奥義を駆使して攻撃を叩き込むトリコ達。一見すると四人の大男が一匹の猿を虐めているように見えますが、猿王バンビーナの存在感がそんな空気を感じさせない。これ程の攻撃も猿王にとっては遊びであり、楽しい物でしかないとは。実力の差が大き過ぎて、途方に暮れてしまいますね。
 それでもペアを入手できたらトリコ達の勝ちと言えたんだけど、トリコが細胞の昂ぶりを抑えきれずペアに手を出してしまった事で、猿王が本気になってしまった。猿とはいえ男、勝手に金玉に触られたら誰だって怒るよなあ。お祭り気分を吹き飛ばす猿王の本気、果たしてどれ程の実力なのか。カカの動向も気になります。ペア争奪戦は意外な方向に転がるのかも。

ニセコイ ★★★★
 修学旅行から戻ったら、読者も千棘達も驚かせる急展開がスタート。一条と千棘のニセコイ関係が終わるのかと思っていたけど、まさか転校させるとはねえ。放心状態の千棘にはちょっと笑ったけど、これは本当に由々しき事態です。掲載位置がもう少し下だったら、近い内に連載終了だと誤解したでしょう。
 いきなりの転校だけど、千棘の家庭環境を考えると家族みんなでアメリカで暮らせるというのは悪くはない。だけど千棘は一条と離れたくない。親と恋人どちらを選ぶのかという問題は、ラブコメでは定番ですね。大抵の場合は引っ越す方が一人暮らしする事で解決するんだけど、その手も封じられてしまった。ギャングの令嬢という千棘の特殊すぎる立場が、一人暮らしを許しません。見えないところで大人達が働いていたんですね。呑気なギャングだと思ってごめんなさい。
 せめて一条の気持ちがはっきり決まれば活路はあるかもしれないけど、まだ「友達が去るのは寂しい」程度だもんなあ。さて、これから一体どうなるのやら。取り敢えずマリーは本性を隠す努力をしよう(笑)。

斉木楠雄のΨ難 ★★★★
 灰呂に生じたホモキャラ疑惑。決してそんな事は無いのですが、暑苦しい性格な上に誤解されやすい言動をしているから、そう思われるのも仕方ないかと。本人は否定しているけど、自分では気付いていないだけではないかと誤解させられるオチになっています。麻生先生、灰呂を弄んでいるなあ(笑)。
 今回のネタは麻生先生もノリにノッて描いたらしく、灰呂の描写がホモっぽくなっています。燃堂との相撲のシーンは、そのままホモ漫画に使えそう。先生、他の漫画を読み込んだんだろうなあ。そしてそっち方面の趣味に目覚めてしまったのかも(勝手な誤解はしないように)。

カラダ探し ★★★
 ジャンプ+の人気作の出張読切シリーズ、パート2。少年ジャンプやヤングジャンプで格闘漫画を連載した村瀬克俊先生が、小説投稿サイトにウェルザード先生が投稿されていたホラー小説を漫画化した作品です。
 最初にこの漫画を読んだ時、村瀬先生ってここまで怖い絵が描けるのかと驚きました。格闘漫画を描く事で人体を描く技術を磨き上げ、それが画力の底上げに繋がったのかな。絵だけでなく、シチュエーションによる怖さの演出もなかなかのもので、村瀬先生の成長が伺えます。
 今回の読切、主人公だと思われたキャラも含めて全員死亡というオチには、読んだ人はビックリしたでしょうね。1話限りの読切だからこそ出来る荒業です。怖いけど面白い漫画なので、興味を持った方はジャンプ+へ、もしくはウェルザード先生の原作小説をご覧ください。どちらもお薦めです。

ワールドトリガー ★★★
 修に対しては厳しい木虎だけど、年下に冷たくされるのは辛いそうです。なるほど、年下っぽく見える遊真との相性がイマイチなのはそういう理由でしたか。初登場した頃のクールビューティーさは完全に消えたけど、これはこれで良し(笑)。
 大手柄を立てた三輪ですが、S級には昇格していませんでした。これは三輪の意志なのか、それとも上層部の判断なのか。三輪の性格からすると自分から辞退したっぽいですね。風刃を適合者なら誰でも使えるよう進言したり、以前より丸くなったというか落ち着いたなあ。迅も喜んでいたりして。
 自分の命を軽く考えている千佳は、危険な事を自分からやろうとする。それは勇気や野心ではなく、責任感が強すぎるから。修が案じているように危険な行為なんだけど、根本的な性格の問題だから簡単には治せない。宇佐美さんのように気長に取り組むべきでしょう。その前にまた敵が来たりしませんように。
 そして荒船vs村上の個人ランク戦が始まる? チーム戦で敗れたとはいえ荒船の実力は本物で、攻撃手としては一流です。そんな荒船に攻撃手を辞めさせた村上、ランキング4位の力は相当なものでしょう。面白い対戦になりそうだけど、次号はまた休載。ああ、もう……。

学糾法廷 ★★★
 今回の事件は、なかなか良く考えられていたかと。泥棒犬や犬アレルギーについては私も予想していたけど、足を上げてオシッコをするのはオスの犬だけというのは知らなかった。作者の知識の幅広さを漫画の面白さに繋げた、いい話だったと思います。
 しかし序盤のつまづき、そして一つの事件に数週使うスローペースはジャンプの読者から不評を被ったようで、掲載位置がかなり落ちました。最初の頃なら当然の結果だと納得したんだけど、ようやく面白くなってきたので何とか踏ん張ってほしいなあ。全ては次の事件次第、ここで人気を得られなければ来期で打ち切られるでしょう。忍者っぽい新キャラはこの漫画の救世主になれるのか?

BLEACH ★★★
 護廷十三隊に戻らなかった仮面の軍勢の面々も加えて、霊王宮に乗り込む準備が進められています。「戻る方法は無いかもしれない」という浦原の言葉は、本当に今更ですよねえ。ここで怖気づくような者などいない事は、当人達だけでなく読者だって知っているのに。
 しかし浦原達の救援は間に合いませんでした。一護がこの場に来る事、そして一護こそが霊王に止めを刺す事までユーハバッハは見通しており、その予想通りに事は進む。崩壊し出した世界、これで全ては終わったのか? いいえ、そんな筈はありません。一護を行かせた一兵衛の真意を始め、まだまだ残された謎は多い。ページ数が減っているのは残念だけど、しばらくはじっくり見守りましょう。

こちら葛飾区亀有公園前派出所 ★★★
 タイヤにモーターを入れるという大胆な発想から作られたインホイルモーター。真横にも動けるなんて、まさに夢の車ですね。安全面の問題さえ片付けられたら、コンピューターによる自動運転車も現実になるでしょう。免許を持っていない私でも、車に乗れる日が来るのか。夢を感じますねえ。
 と、出だしはロマン溢れるものだったのに、風呂型のモーターカーが出て来てからはおかしな方向に。いや、ギャグ漫画としては正常と言えなくもないのかな。男の裸ばかりで誰が得するんだ、という展開だったけど笑えました。ちょっとホモっぽい話が「斉木」と被ったのは偶然なのかな? 担当編集の趣味だったりして(笑)。

卓上のアゲハ ★
 追い込まれるまで裏面打法という切り札を使わなかった武虎と、肘を怪我しており全力を出せなかった牧瀬。いやいや、練習試合で主要キャラの底を見せたくない気持ちは分かるけど、敵も味方も全力を出していない試合で盛り上がれる訳ないでしょ。そもそもそんな余裕を出せる程、人気があるんですか?と古屋先生にツッコミを入れてしまいました。先生はもう少し危機感を持つべきかと。
 いよいよ大将戦、リリカからの信頼を受けてアゲハは最強の敵に挑む。しかしどうも盛り上がりに欠けるなあ。この試合まで前の試合みたいな手抜き合戦にはしないでください。でないと確実に打ち切られますよ。もう遅いかもしれませんが……。

E-ROBOT ★★
 エロを悪用する強敵ロボットが現れ、エロを平和の為に使おうとするアイとの宿命の戦いが始まる。壮大なようでそれ程でもない、この空気は嫌いじゃありません。互いのエロ攻撃もシチュエーション自体は萌えるものがありますし。
 けど、やっぱり絵がねえ……。まったくエロに向いていない上、規制が厳しいからか直接的なサービスシーンは無く、それがますますこの漫画のエロ度を下げている。掲載位置と話の流れから考えると、次号で終わりそうですね。せめて最後に一花咲かせてください。

磯部磯兵衛物語 -浮世はつらいよ- ★★★
 今までは1話7ページの2話掲載でしたが、今号から11ページの1話掲載に変更。昔の巻末を飾ったギャグ漫画達と同じ形式になりましたね。理由は仲間先生の単なる気まぐれなのか、編集部の方針なのかは分かりませんが、面白い漫画さえ描いてくれればオールOK。
 漫画の形式だけでなく、中身も新展開。ボロ屋台を使って道場を始めた磯兵衛、大胆な事をするなあ。早速入門者が来たのだから運はあるだろうけど、指導内容は当然グダグダ。せめて事前に中島君ぐらいには話しておきましょうよ。
 グダグダに始まった磯部流、極意もやっぱりグダグダというか土下座一直線。まあ武術の根本は争いを避ける事にありますから、これは確かに奥義と言えなくもないかな。人間として大事な何かと引き換えにする奥義だけど。弟子になった3人の子供達が、次号でいなくなっていても驚きません。入門料取るのかな?

にほんブログ村 漫画ブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 漫画ブログ 週刊少年ジャンプへ
にほんブログ村


Viewing all articles
Browse latest Browse all 2443

Latest Images

Trending Articles