3月5日のアニメ感想

冴えない彼女の育てかた
　英梨々、コミケ前日まで原稿描いているのか。作家が締め切りを伸ばす事に理由は無いって、クオリティを人質にしているなあ(by今週のSHIROBAKO)。こういう場合、倫也が言っているとおり印刷所に特別料金を払って仕事をしてもらう事になります。もちろん刷る数が多ければ特別料金もアップします。一体どれだけの額を払ったのかと弱小&貧乏サークルの主としてはブルブル。金持ちはいいなあ。
　伊織にスカウトされた英梨々ですが、応じるつもりはまったく無し。それどころか冬コミまでは倫也のサークルの仕事に専念し、ゲスト原稿さえ断るとの事。愛だなあ。伊織の事が嫌いだというのもあるんだろうけど、ここまでやってくれるとこっちも頑張らなきゃいけないという気になりますよね。だから頑張れ倫也。「ちょっと重いかも」と思ったのは私だけでいい（笑）。
　恵、初のコミケ。サークルチケットで入場す人は、一般入場者をゴミ扱いしてはいけません。橋の上の広場にいる徹夜組は本物のゴミだけど。出海のファンシーウェーブはうちのサークルと同じレベルの弱小サークルだけど、彼女が語る同人誌とコミケへの愛はまったく同感。もちろんく本が売れてくれた方がいいんだけど、そうでなくても楽しいんですよねえ。昔よりマシになったとはいえ、未だに世間から白い目で見られているオタクが堂々と出来る数少ない場ですから。
　出海の本は倫也が驚く程に出来が良く、倫也は売ろうと奔走します。未完成のページをポスターにされて出海は恥ずかしがっているけど、そこから伝わる情熱は人の心を動かす。倫也も出海の作品に心を動かされた一人だけど、その情熱は英梨々を嫉妬させる。出海の本が完売してハッピーエンドかと思ったら、こういう展開にしましたか。幼馴染ヒロインって面倒だなあと思っちゃいけません、自分の事を見てもらいたい女心は複雑なのです。だから「英梨々って、今回のタイトルどおり当て馬っぽいなあ」と思うのもダメ、絶対。
　コミケをネタにした漫画やアニメは多いけど、本物のコミケより人数が少なかったり、熱が伝わらず書き込み不足な作品も多い。しかしこの作品では多数の作家に協力してもらったりして、本物のコミケに近い雰囲気を作り上げています。このクオリティの高さは他作品も見習ってほしい。つーかサークルイラストを描いてくれた人達が有名人ばかりで凄い。時期的には冬コミ直前だったろうに、みんな頑張り過ぎ。


にほんブログ村

にほんブログ村