弱虫ペダル GRANDE ROAD
御堂筋に勝利した今泉でしたが、機を伺っていた箱学に急襲され、真波に抜かれてしまいました。部長である福富ではなく真波を行かせたのは、ラスト2kmが上りであり、真波にはまだ秘めたる力があったから。掴み所のない性格をしている真波ですが、その実力は猛者揃いの箱学の中でもトップクラス。非公式とはいえ福富にも勝っているんだから当然か。原作では2年になって更に強くなっていますし。
だけど総北にも最後の切り札はある。福富でさえ予想していなかった伏兵、坂道が遂にトップを争う立場になりました。まだ一年、しかも自転車レースは初心者レベルなのに、インターハイ最後の勝負を争う程の選手になった。いくら下地があったからとはいえこの成長速度、半端ない。坂道の事をよく知っているお母さんが信じないのは当然でしょう。もう「弱虫」とは口が裂けても言えませんね。
坂道vs真波、ライバルフラグを積み上げてきた2人の最後の勝負! ペダルを回して回して回しまくってケイデンスを上げる坂道の爆走によって羽が砕かれたように見えた真波でしたが、彼の力は風に頼るだけじゃない。真波の力の源は、山頂ゴールを取りたいという異常なまでの執念。本能に従ってギアを上げる真波、彼もまた怪物です。ギアを上げれば速く走れるけど足への負担も大きい。そんな諸刃の剣でさえ、真波は見事に使いこなしている。この怪物に坂道は勝てるのか?と心配されている方はご安心を。坂道も怪物ですから。
白熱する本編の熱を冷ましてくれるCパート。今回は金城の隠し芸再び。あの水は前もって買ってたんだろうなあ。でも、荒北の好みまで読めなかったのが敗因か。他人をネタに手品をする際は、相手の情報を把握しておきましょう。金城と荒北、原作では奇妙な縁で結ばれていますが、ここがこの2人のスタートだったのかと思うと感慨深くなったりして（笑）。
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3月16日のアニメ感想
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