Fate/stay night [Unlimited Blade Works]
イリヤの心臓を抜き取ったギルガメッシュの隣で、慎二は勝利を確信したかの如く振る舞う。いやー、見事なくらいの道化っぷりですなあ。本物の道化と違うところは、自分が道化だと気付いていない点か。凛の言うとおりギルガメッシュに利用されているだけなのに、それに気付かずご主人様気取りな慎二。ここまで小物だと逆に愛おしく思えてくるから不思議なものです。だからといって着いていこうとは思いませんが。
凛が指摘したように、士郎の心は歪な形になっています。あの大災害で死にかけ、助けてくれた切嗣の笑顔を見て彼に憧れた時、士郎は切嗣のような正義の味方になりたいと願った。しかしそもそも切嗣の心が歪んでいるのだから、彼を真似た士郎の心が歪むのも当然か。自分よりも他人を優先するのはヒーローの条件ですが、士郎の場合は自分を全く顧みず、他人の為に自分が死ぬ事を厭わない。自分を守ろうという意識が、生物としての当然の本能が無いんですよね。自殺志願者と言ってもいいかも。
士郎の歪みっぷりは一朝一夕で治るものではない。凛はここで士郎を見捨てても良かったろうに、見捨てずに最後まで見守ろうと決意する。惚れた弱みですなあ(笑)。他人の為に涙を流せる人は心の優しい人です。そういえば士郎って、ここまで泣いたシーンがありませんね。泣かない士郎と泣ける凛、これも上手い対比です。
ランサーと手を組む事になった士郎たちは、いよいよ反撃開始。ここからはランサーのいい男っぷりに注目してください。いや、本当にいい兄貴役をやってくれるんですよ。士郎と凛のバカップルぶりを余裕でからかう一方、凛を裏切ったアーチャーに対しては本気で腹を立てる。この愛嬌の良さと義理堅さは、英雄のあるべき姿かと。でも残念、ランサーは運が悪いんです。凛のサーヴァントがランサーだったら、本当にいいコンビになってただろうなあ。
アーチャーと葛木の会話はアニメオリジナル。広報によると、実は5分もあるそうで泣く泣くカットしたとの事。Blu-rayの特典映像がまた追加されるのか、チクショー。メディアの心を見抜いたように語る葛木ですが、実は彼もメディアの真の目的は知らない。次回でメディアとの戦いも終わりそうなので、この2人の行く末も見届けてください。切ない大人のカップルなんですよ、本当に。
プラスティック・メモリーズ
今回の回収対象は人間の子供を育てているギフティア・マーシャ。両親の死後、ソウタという子供を育てましたが、マーシャの寿命の事を知らされたソウタは何も信じられなくなってしまった。アンドロイド・チルドレンと呼ばれ、人ならざるモノに育てられるというのは、喜びも苦しみも本人にしか分からない。そういうのを考えなきゃならない作家や監督、脚本家は大変ですね。まあそういうのを想像するのも楽しいんだけど。
親に続いてマーシャまでいなくなる。ソウタの心はその寂しさに耐え切れず、何も信じようとしなくなった。しかしそんな頑なな心を思い出のケーキが解きほぐした。ソウタが怒ってケーキを潰すんじゃないかとハラハラしたけど、そこまで捻くれてなくて良かった。マーシャの事が大好きなのは変わりませんからね。このまま感動的に終われば良かったんだけど……。これ、次回に続きますよね? このエピソード、これで終わりじゃないですよね? ハラハラ。
世の中には表があれば裏がある。オーナーの心を傷つけないよう優しい別れをさせようとするツカサ達の裏には、ギフティアを狙う闇回収業者がいる。またギフティアは放置しておくと、記憶だけでなく理性も失って人を襲うワンダラーという状態になる事が語られました。それは危ないなあ。回収業は思ったよりも重要な仕事だったのですが、上からは予算の使い過ぎだと厳しい叱責。ううむ、ツカサ達のやってる事は間違ってないのに評価されないのか。なかなか難しい問題です。
不器用な笑顔を作るアイラも可愛かったけど、今回はミチルが主役と言ってもいい活躍でした。同じアンドロイド・チルドレンとして他人事とは思えなかった、というだけでなく、ツカサの事がかなり気になっているみたいですね。ドジばかりするツカサのフォローをする内に……という感じでしょうか。人の心はギフティアの内部構造よりも複雑怪奇。特に恋心は。しかしまだ一押し足りない気がします。ツカサのカッコいいところを見て、本気で惚れるのかな?と期待。そろそろツカサにも主人公らしい活躍をしてほしいし。
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イリヤの心臓を抜き取ったギルガメッシュの隣で、慎二は勝利を確信したかの如く振る舞う。いやー、見事なくらいの道化っぷりですなあ。本物の道化と違うところは、自分が道化だと気付いていない点か。凛の言うとおりギルガメッシュに利用されているだけなのに、それに気付かずご主人様気取りな慎二。ここまで小物だと逆に愛おしく思えてくるから不思議なものです。だからといって着いていこうとは思いませんが。
凛が指摘したように、士郎の心は歪な形になっています。あの大災害で死にかけ、助けてくれた切嗣の笑顔を見て彼に憧れた時、士郎は切嗣のような正義の味方になりたいと願った。しかしそもそも切嗣の心が歪んでいるのだから、彼を真似た士郎の心が歪むのも当然か。自分よりも他人を優先するのはヒーローの条件ですが、士郎の場合は自分を全く顧みず、他人の為に自分が死ぬ事を厭わない。自分を守ろうという意識が、生物としての当然の本能が無いんですよね。自殺志願者と言ってもいいかも。
士郎の歪みっぷりは一朝一夕で治るものではない。凛はここで士郎を見捨てても良かったろうに、見捨てずに最後まで見守ろうと決意する。惚れた弱みですなあ(笑)。他人の為に涙を流せる人は心の優しい人です。そういえば士郎って、ここまで泣いたシーンがありませんね。泣かない士郎と泣ける凛、これも上手い対比です。
ランサーと手を組む事になった士郎たちは、いよいよ反撃開始。ここからはランサーのいい男っぷりに注目してください。いや、本当にいい兄貴役をやってくれるんですよ。士郎と凛のバカップルぶりを余裕でからかう一方、凛を裏切ったアーチャーに対しては本気で腹を立てる。この愛嬌の良さと義理堅さは、英雄のあるべき姿かと。でも残念、ランサーは運が悪いんです。凛のサーヴァントがランサーだったら、本当にいいコンビになってただろうなあ。
アーチャーと葛木の会話はアニメオリジナル。広報によると、実は5分もあるそうで泣く泣くカットしたとの事。Blu-rayの特典映像がまた追加されるのか、チクショー。メディアの心を見抜いたように語る葛木ですが、実は彼もメディアの真の目的は知らない。次回でメディアとの戦いも終わりそうなので、この2人の行く末も見届けてください。切ない大人のカップルなんですよ、本当に。
プラスティック・メモリーズ
今回の回収対象は人間の子供を育てているギフティア・マーシャ。両親の死後、ソウタという子供を育てましたが、マーシャの寿命の事を知らされたソウタは何も信じられなくなってしまった。アンドロイド・チルドレンと呼ばれ、人ならざるモノに育てられるというのは、喜びも苦しみも本人にしか分からない。そういうのを考えなきゃならない作家や監督、脚本家は大変ですね。まあそういうのを想像するのも楽しいんだけど。
親に続いてマーシャまでいなくなる。ソウタの心はその寂しさに耐え切れず、何も信じようとしなくなった。しかしそんな頑なな心を思い出のケーキが解きほぐした。ソウタが怒ってケーキを潰すんじゃないかとハラハラしたけど、そこまで捻くれてなくて良かった。マーシャの事が大好きなのは変わりませんからね。このまま感動的に終われば良かったんだけど……。これ、次回に続きますよね? このエピソード、これで終わりじゃないですよね? ハラハラ。
世の中には表があれば裏がある。オーナーの心を傷つけないよう優しい別れをさせようとするツカサ達の裏には、ギフティアを狙う闇回収業者がいる。またギフティアは放置しておくと、記憶だけでなく理性も失って人を襲うワンダラーという状態になる事が語られました。それは危ないなあ。回収業は思ったよりも重要な仕事だったのですが、上からは予算の使い過ぎだと厳しい叱責。ううむ、ツカサ達のやってる事は間違ってないのに評価されないのか。なかなか難しい問題です。
不器用な笑顔を作るアイラも可愛かったけど、今回はミチルが主役と言ってもいい活躍でした。同じアンドロイド・チルドレンとして他人事とは思えなかった、というだけでなく、ツカサの事がかなり気になっているみたいですね。ドジばかりするツカサのフォローをする内に……という感じでしょうか。人の心はギフティアの内部構造よりも複雑怪奇。特に恋心は。しかしまだ一押し足りない気がします。ツカサのカッコいいところを見て、本気で惚れるのかな?と期待。そろそろツカサにも主人公らしい活躍をしてほしいし。

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