がっこうぐらし!
OPはいつも通り明るい曲だけど、話の内容はシリアス一直線。このギャップが堪らないのですよ。
バリケードが破られ、校内はそこら中にゾンビがうろつく地獄と化してしまった。屋上まで侵入された上、避雷針がゾンビに折られてしまい発電システムも壊れてしまう。もうこの学校には居られませんね。生き残ったとしても学校からは「卒業」しないといけません。
卒業は決定事項ですが、その前にやるべき事が山のようにある。まずはくるみを救う為の薬を入手。地下にはめぐ姉のゾンビがまだ居ましたが、みーくんが倒してくれました。みんなと出会えたお礼を言ってからめぐ姉を倒したみーくん、彼女もめぐ姉と仲良くなれただろうなあ……。太郎丸のゾンビと出会ったらヤバいと思いましたが、それ以上にヤバイ状況になってしまった。みーくん自身も心配だけど、早く帰らないと薬が間に合わないぞ。ちょっと感動させた後で、またハラハラさせる。ホラーものの鉄則を守っているなあ。
りーさんはショッピングモールへの遠足に帰りに、くるみから「自分がゾンビになったら殺してくれ」と頼まれていました。くるみの最後の願いを聞き届けようとしたりーさんでしたが、出来ませんでした。さすがのくるみも、りーさんの心の弱さは見抜けなかったか。しっかりしているようで実は一番弱い人ですから。しかしりーさんが迷っている間にも、くるみのゾンビ化はどんどん進んでいる。まさかラスボスはゾンビになったくるみなのか?
絶望的な状況が続きますが、僅かな希望も生まれました。遂に記憶を取り戻したゆき。とはいえ知恵も力も無い彼女に何が出来るのか? いや、出来る。なぜなら彼女は1人じゃないから。ずっと現実から逃げていたゆきだからこそ、現実でないめぐ姉の声を聞けたのか。いや、恐らくあれはゆきの潜在意識がめぐ姉の声を借りて語っているんだろうけど、前を向いて走りだしたゆきは可愛くて頼もしい。急げ、ゆき! 最終回はみんなで笑って卒業だ!
アクエリオンロゴス
離のM.J.B.Kと合体して距離を操る能力を得た総の零号機に対し、陽は三機合体のアクエリオン飛天で挑む。しかし今の総は強い。舞亜から陽を離したいという強い思いは、アクエリオンの合体さえ解いてしまう。これはアクエリオンに限らず合体ロボにとっては天敵ですね。しかしこの初戦で陽を倒せなかったのは痛かったな。陽に限らずヒーローは挫折して強くなるものですから。
陽を庇った翼人が重傷を負ってしまった。総の消耗も激しく、文字の侵蝕率が低いのはラッキーでしたが、それでも確実に影響は出ている。本人達の気付かない間に離れてしまうのは嫌すぎる。大人同士ならともかく親子が離れたら、子供は生きていけませんよ。今回のM.J.B.K、何気にエグいな。こんな奴と合体した総の心が捻くれているとも言えるけど。
救世主になる事を目指している陽ですが、そうする理由は特にありませんでした。ふうむ、本能みたいなものですか。行方不明の両親の願いかと思ったんですけどね。しかし理由は定かでなくても、陽の強い思いは本物。M.J.B.Kの力を利用して仲間と離れて、自分一人だけで戦おうとするその姿は無謀なれどもヒーロー。人々を救う為、自ら十字架に架けられようとしている救世主を思い出させます。
しかし陽だけを犠牲にして戦わせる程、冷たい奴なんていない。特に陽によって大きく変わった舞亜は、彼と一緒に合体したいと宣言する。それを聞いてしまった総は当然激怒。今まで舞亜を取り戻す為に、それが彼女の為だと信じて戦っていたのに、それが引っ繰り返されてしまいましたからねえ。いずれこうなる時が来るとは思っていたけど、なかなか残酷な形での決着でした。総、哀れなり。
今回で総を倒すかと思ったけど、決着は次回に持ち越し。まあ戦いの結果はタイトルでネタバレしてますけどね(笑)。次回予告でもみんな浮かれているし。次回は戦いは早々に終わって、人間関係が大きく動きそう。
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9月17日の感想 たとえどんなピンチになっても、諦めずに抗い戦う。なぜなら陽もゆきも主人公だから
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