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vsいわてグルージャ盛岡 味スタでの雪辱を晴らして、ヴェルディ怒涛の4連勝!!

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 長かった2022年シーズンも、残りはあと3試合。今年のJ2も色々ありました。
 今節の結果で新潟が6年ぶりのJ1昇格を、熊本がチーム史上初のプレーオフ進出を決めました。両チームともヴェルディがコテンパンにされた相手なので、この結果にも納得です。おめでとうございます。
 一方、我らが東京ヴェルディはかろうじてですが昇格プレーオフ進出の可能性を残しています。でも、その為には3連勝が必須。極めて難しいミッションを成し遂げようとしているヴェルディを応援すべく、私は盛岡へ行く事を決めました。


 朝6時発の東北新幹線やまびこに乗り、いざ盛岡へ。先週行ったばかりの仙台を通り過ぎ、約3時間で盛岡に到着。深夜バスは仙台まで6時間以上掛かったのになあ。新幹線は高いけど、速くて快適。




 盛岡駅にはいわてグルージャ盛岡のポスターが貼られており、駅の近くのビルにも垂れ幕が飾られていました。他チームのものでも、こういうのは好き。

 試合開始時間は17時。まだまだ時間に余裕があるので、盛岡市内を観光します。350円で周回バスの一日券を買い、のんびり楽しもうと思ったのですが、このバスが遅れる遅れる。5分10分の遅れは当たり前で、本数も1時間に3本と少なめ。利用する際は、時間に余裕を持ちましょう。


 まずは岩手銀行赤レンガ館。外観も内装もザ・明治という感じですね。去年行った秋田もですが、東京では失われた過去の遺物が、地方にこうして残っているのを見ると嬉しくなります。


 続いては盛岡城跡公園。仙台城後のように高い場所にはありませんが、それでも坂の角度はキツかったです。
 本丸跡にあった台座には戦前まで立派な像が飾られていましたが、戦後の物資提供で失われたそうです。平和の尊さを伝える、これも立派な文化遺産。


 もりおか歴史文化館では祭りの山車やチャグチャグ馬コの馬の模型を、

 

 啄木新婚の家では石川啄木が新妻と過ごした武家屋敷を見て楽しみました。両方とも無料なのが良い(笑)。


 その後はわんこそばを食べたら時間になったので、いわてグルージャ盛岡のスタジアムに移動します。

 盛岡駅から電車に乗り、岩手飯岡駅へ。そこから10分程歩いて、目的地のいわぎんスタジアムに着きました。


 ここは非常に小ぢんまりとしたスタジアムで、収容人数は公式発表では4,946人。J2の基準に達しているの?と疑いたくなる大きさで、西が丘サッカー場を思い出しました。




 ですが盛岡のスタッフはアウェイ客を大歓迎してくれました。岩手の醤油とマスクをプレゼントしてくれたり、チアとチームマスコットのキヅールが出迎えのダンスをしてくれたりと至れり尽くせりでした。


 Jリーグのマスコットで最も攻めてるデザインだと思うキヅール。実物は思っていたよりも大きくてビビりました。足速いし。でも鋭くて可愛い。
 リヴェルンに会いたがっていたけど、私もキヅールとのツーショットを見たかったです。


 いわてグルージャ盛岡は現在21位。前節は山口に試合終了間際に追い付く執念を見せ、来週には20位の群馬との直接対決を控えており、燃えに燃えています。
 またこの試合は盛岡のホーム最終戦でもあり、J2残留を願うグルージャサポが続々と集まりました。


 ヴェルディサポも負けてはいません。遠い盛岡の地まで、これだけのサポが集まりました。
 でも声出し応援は出来ません。岩手の基準は厳しい。久しぶりの手拍子応援は手が痛くなりました。


 ちなみに、こちらがいわぎんスタジアムのゴール裏です。椅子なんて無い、ほぼ通路です。バックスタンドは芝生席だし、ホント良くJ2ライセンス貰えたなあ。

 



 夕暮れが迫る試合直前、スタジアムに虹が現れました。ヴェルディの吉兆でありますようにと願いましたが、願いは届いたようです。



 では試合の感想を。残留に必死な盛岡の選手は素早いチェックでヴェルディの選手のパスを封じ、力の限り走り回り試合をスピーディに進めました。この速さと強さでどうして21位なんだろう?と首を傾げました。
 いや、元々執念はあるチームだった。前回対戦でもヴェルディは2点差を残り5分で追い付かれているし。
 しかし個々の選手の実力はヴェルディが上。徐々にボールを、試合を支配して盛岡ゴールに迫りますが、盛岡の選手達は体を投げ出す気迫ある守備を見せて得点を許さない。それどころかカウンターアタックでこちらをヒヤヒヤさせて前半終了、やはり残留争い中のチームは侮れないと思い知らされました。
 後半も試合の展開は変わりませんでしたが、盛岡のカウンター攻撃が鋭さを増してきて、スタジアムの空気を盛り上げました。これに対して城福監督が動きます。 
 後半18分にバスケス・バイロンを佐藤凌我に、梶川諒太を加藤弘堅に交代すると、これがピタリと嵌まった。交代した2人は中盤と前線で躍動し、試合のペースを完全に支配しました。
 度重なるヴェルディの猛攻。しかし盛岡も粘る粘る。ちょっとヤバいな……と思い始めた後半23分、前半から走り回っていた盛岡の選手達の足が止まり始め、守備に穴が出来てきました。
 ヴェルディはその隙を見逃さなかった。右サイドから繋がれたボールを佐藤凌我がゴール前に出して、これを奈良輪が受けてショートパスして、染野唯月がシュート! 2試合連続弾で盛岡のゴールをこじ開けました。


 更に後半30分、ショートコーナーから繋いだボールを右サイドから河村慶人が低めのセンタリングを出すと、ンドカがヘディングでボールを再び盛岡ゴールに突き刺した! 選手達もゴール裏も大喜び。大きな追加点を手にしました。
 その後は盛岡も攻撃のギアを上げてヴェルディゴールに襲い掛かりますが、ヴェルディも前回対戦の苦い記憶を忘れていない。しっかり守り、盛岡の猛攻を跳ね返して勝利を手にしました。
 今期初の4連勝は勿論嬉しいけど、3試合無失点というのも嬉しい。ボロボロだった守備がようやく建て直されて、心強いチームになりました。


 月の下で勝利のラインダンスを見届けた後は、早々にスタジアムを去りました。グルージャ盛岡のホーム最終戦セレモニーには少し興味があったけど、帰りの電車が出る時間が迫っていたので。乗り過ごすと次の電車が来るのは30分後なんですよ……。 
 その結果、試合後に元ヴェルディで、この試合にも先発出場した中野雅臣がゴール裏に来てくれましたが、私は会えませんでした。残念。でも、お兄さんがやってるmahanaのカレーは美味しく頂いてますよ。

 この勝利でヴェルディは暫定ながらも9位に上がり、プレーオフ進出に一縷の望みを繋げる事が出来ました。あと1勝していたら……と後悔するより前を向きましょう。次節からは味スタでの連戦、相手は新潟と岡山。どちらも強いけど頑張れ、東京ヴェルディ!!

 ホテルに戻ってDAZNを見たら、入場時に私が映っててドッキリ。そういえばカメラマンが撮ってたな。まさか使われるとは思わなかったけど、あんなしょぼくれたおっさんで良かったの?と心配になる(笑)。


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